やっとSPARK R&Dの『POW SURFER HEEL LOOPS』を試すことができたので報告しておきたい。
ここまでインプレを引っ張っておいてナンですが、結論から先に言うと、やっぱりこれはその名の通りにパウダースノー用でありました。
横方向への足首のヌケ方は想像以上で、新雪であればかなりのフリーフット感が味わえるものと思われる。
その代わりと言ってはナンですが、圧雪斜面ではトップのワイズが広めのボードだと前足でのエッジング操作をあまり受け付けてはくれない。
もしかすると前足のアングルをフロント側に開かないセッティングであれば、もっと踏ん張れるのかもしれませんが、私は30°まで開いているので、前足の操作に対する反応はかなり頼りないものだった。
アシンメトリーの『KORUA SHAPES APOLLO』は、バックサイドの方がトップのワイズを広く設定されているので、ワンフットでのスケーティング時に支えとなる前足付近のエッジがすっぽ抜けてしまったり、そのためリフト乗り場の停止線などでスケーティングのあとにボードを止めることが難しいことなど、ゲレンデ滑走においてはいくつかの弊害も出てしまっている。

とはいえ、先日の斑尾で2時間に及んだ第2ラウンドをこのバインディングで滑り通せたので、まったく滑れない、全く楽しめないとうわけではない。
「朝イチパウダーでフリーフット感を満喫して、残りの正午までの半日はちょっと我慢」といった限定的な使い方ができればこのバインディングを積極的に使う理由はあると思う。
要は私のように厳冬期の新雪も、春の緩んだ雪質でも、ひとつのスプリットボード・バインディングで済ませようというセコい考えを持つ人間にPOW SURFER HEEL LOOPSは向かないというだけのおハナシ。
ハイバックも残されブーツの踵から上側はしっかりとホールドされるので、登行時の足下の剛性感も十分。
ラッセルするような新雪でのバックカントリー・ライドにおいて、サーフライクな感動を乗り手に強く与えてくれるものと想像されるので、これは何かあった時のバックアップにもうひとつSPARK R&Dのバインディングを持っているような人が、フリーフットに楽しみたい日に使い分けるためのアイテムなのだと思われます。
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という話をしておいてナンですが。
実は、思惑やら皮算用やら希望的観測やら、いろいろと思うところがありまして、これまでずっと食わず嫌いを決め込んできた『KARAKORAM』のバインディングを使ってみることにしました。
KARAKORAMと、これまでずっと使い込んできたSPARK R&Dとは、市場を二分する“両巨頭”と言って良い存在だと思いますので、面白い比較になるのではなかろうかと、私自身試すのをとても楽しみにしております。
近々そちらの話もしたいと思っておりますのでお楽しみに。


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