お誘いいただいたので またまた@オグナほたか 2/17

EarthHopper以外に、今シーズンも白馬八方尾根とHakuba47の早割を買っていた。
まさかこういうシーズンになるとは思っていなかったので、EarthHopperも使い切れるかかなり不安。
「白馬にはベストなタイミングで行ければ」なんて思っていましたが、調子に乗って買ってしまった2枚の早割もすっかり不良債権化してきている。
「雪の良いときに」ではなく「雪のあるうちに」行っておかないとならない。
2月中に春一番が吹いたり、異常気象待ったなし。もう一刻の猶予も許されない。
珍しく一緒に滑れると言うTくんにオグナに誘われていたのですが、そんなケチな理由もあり、この週末は白馬に行くつもりだった。
ただ、蓋を開けてみると翌週の白馬に降雪予報が出はじめ、この週は雨の影響もあって、遠路はるばる白馬まで行ってもカッチカチな斜面が待っているだけの状況。
加えて、当のTくん一家が翌週の三連休に白馬に行く予定だというので、この週は素直にお誘いに乗ってまたまたオグナほたかに行くことにした。

ここ数シーズンは一緒にスキーを滑ることが多かったTくんですが、珍しくこの日はスノーボードで登場。
Tくん、ユウタくん、OYくんと4人で滑るのも実に3年ぶり
全員サーファーでもあるのですが、ここのところは海でも4人が揃うことはなかなかない。

そんな、なかなかない機会でありましたが、残念なことにこの日のオグナの斜面はカッチカチ。
転ぶと痛いヤツ・・・とか言っていたらホントに転んだ。
自分の拳がみぞおちに入ってしまい1分ほど呼吸困難に陥った・・・苦グルジィ・・・

ちなみに、この日ももちろん『MOSS Q545』。
Q545の名誉のためにも言っておくが、転んだこととQ545には何の関係もない。
単に私が調子に乗って滑っていたせい。
むしろQ545の操作性の高さには乗る度に目からウロコが落ちまくっている。
そのせいで調子に乗ってしまった。豚もおだてりゃ硬〜〜い壁に登る(そして転ぶ)。

せめてカッキーンと晴れてくれれば雪も緩むと思うのですが、あいにくの空模様。
とはいえ気温はヌルっと高めでなんだか気色が悪い。ほんといや〜な気候。

見た目はまっ白な斜面でも、積もっている雪はとても薄い。
2月だというのに土が露わになっている箇所も少なくない。まさに薄氷を踏むというやつだ。
気持ちが萎えるには充分の光景。負けないぞ。と奮い立たせるのに別のエネルギーが要る。
というのは無駄遣い者の都合の良い言い訳だが、思いの外効果があるので止められない。

遅れてコモさん(赤いウェア)も合流。さらにお久しぶりのメンツが揃った。
ちなみにコモさんもサーファー。全員、海も山も一緒に楽しんでいる。つまり、諸々話が早い仲間たちだ。

このあとUSDさん、奥さまのユミさん、ご友人のエノキさんのお三方と合流。
Tくん、コモさん、OYくん、この日来ていないマッツンも、以前ユミさんと一緒に滑ったことがあり(そもそもマッツンの知り合いだったんだっけ?)、ユウタくんはUSDさんとサーフィン方面で繋がりがあったりと、スノーボード業界(特にフリーライドやBC愛好家の世間)はとても狭く、実は裏で繋がっていた。なんてことは多々ありますが、私は完全にはじめましての皆さま方。
だったのですが、USDさんはこちらのブログをお読みになっている方であることが判明。やっぱり狭い。
正直かなり小っ恥ずかしい。何はさておき、ブログの引っ越しが済んだタイミングで良かった。
久しぶりの大所帯も緊張するが、こちらをお読みの方と滑るのはもっと緊張する。
良いトコロを見せようとまでは思わないが、できれば残念に思われることは避けたい。
とはいえ肩やら何やらに力が入りすぎるのも何だし。と、突然の展開に少々浮き足立つ私。

とはいえ、セッションは楽しい。
メンツにプッシュされたり、プッシュしながら滑るとやっぱりアガる。

気になるのはターン弧の違いとスピードの違い。
個々の「ネッチョリ度」の違いを知ることは、自身のレベルを知る上でとても大きい。
ちなみに私は「滑りの型」よりも、斜面に残された「ラインの美しさ」にこだわりたい。
ズレずにネッチョリと引かれたラインが希望。
とか言いながら過去は振り返らない主義なので自身で引いたラインを確認するわけでもない。
足先でズレを感じないように心がけている。といったところか。

それを知覚するために他の人のターン弧が気になる。というわけだ。

雪面は緩み始めると一気に融解が進んでしまい、場所によっては引っかかりはじめる。
かと思えば、日影で風に叩かれる場所はアイスバーンのまま。
雪面に飛び込む刹那に雪の状況の見極めができないと痛い目に遭う。

OYくん、Tくんと私の3人はランチブレイクを挟んでスキーにモードチェンジ。
OYくんのスキーは卸したて。カチカチ斜面での進雪式。
慣れた板でもアイスバーンを滑るのは心許ないのに、初乗りであれば言うに及ばず。
加えて、OYくんの選んだ板はツインチップのいわゆるロッカー系なので、アイシーな斜面だと思いっきり板を立てて滑れないとエッジが効きづらいものと思われる。ご愁傷様です・・・

対してTくんは先輩の貫禄。
ちなみにOYくんとTくんは小学校(中学校?)からの同級生。それ故にこういう格差があると微妙な距離感。
とはいえ、OYくんのことだからあっという間に上手くなるだろうけれど。

というわけで、スノーボード、スキーの合同セッション。
なのですが、私はスキーに乗ると更に視界が狭くなるので基本一人で滑っている状態。
せっかく一緒にいるのに誠に申し訳ない。

そして案の定、調子に乗ってスキーでも転んだ。
壁の方に上がってみたら、ベトベトな雪にひっ捕まった。
今度は肋骨を強打。これを書いている時点でもまだ痛い。
私はスキーの時はヘルメットを着用するようにしているのですが、それはスキーの方が絶対にやらかす自信があるからで、実際スキーで転ぶと6割以上の確立で後頭部を強打する。
この時も頭をしこたま打ち付けた。これ以上バカになったら笑えない。
ヘルメット被っててヨカッタ。

返す返すもこの日のオグナの雪質は3月中旬以降のもの。
季節は1ヶ月早く進んでいる。はっきりと春のそれだ。
あまり症状の出ないはずの私でも、この時期ですでにアレジオンを飲まずに外出できない。
この日は雲が少なく景色が良かったのはせめてもの救いか。
これで天気が悪かったら文字通りに目も当てられない。

そして、これだけ硬い斜面をスノーボードで滑り続けると、スノーボードの楽しさ自体を見失ってしまいそうになり、楽しいのかどうかさえ疑わしくなってしまう。
そうなる前にUSDさんチームは勇気ある撤退。っていうか、賢明な判断。
頭の悪い人たちはそのあともスキーでもうひと滑り。

スキーを滑る仲間が増えてくれるのはホントにうれしい。
人ぞれぞれだと思うが、私は70歳になった自分がスノーボードをしている姿がイメージできない。
でも、スキーをしている自分は容易に想像ができる。
それは単にスノーボードがまだまだ歴史の若いスポーツだというだけで、お歴々(レジェンドたち)が滑る姿を見れば、また考えが変わるのかもしれないし、ジジィなりの嗜み方が見つかるのかもしれませんが、いまのところスノーボードに関しては時限制があるように感じている。
ちなみに海には70に届きそうな(届いてる?)大先輩サーファーをよく見かけるので、そういった方々を見倣いながら、そのオーラのようなモノにあやかりたいと思っている。

仕事はいつか辞める日が来るが、趣味や遊びに引退はない。
できれば80歳くらいでサーフィン中に心筋梗塞かなんかでコロッと海の藻屑になりたい。
でも、そうなったらそうなったで周りの人の迷惑になるので止めておく。

この日も4時近くまで遊んでしまった。
いつもの仲間たちに加え、新たに出会った方々にも感謝の一日。
きっとまたどこかでお会いできるでしょう。
その時を楽しみに待ちたいと思います。これに懲りずにまたよろしく。

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