唐突に自転車の話であります。
私、たま〜〜にではありますが、自転車にも乗っております。
折り畳みのミニベロってあたりが、極めてへそ曲がりの私らしい選択だ。とか、自分でも思う。
我が家には駅や近所のスーパーまで乗って行くための電動自転車もあるので、『BD-1』には気が向いた時だけ乗っている。
そもそもは輪行用に手に入れたもので、こいつと湘南をポタリングしたり、新幹線で輪行してこいつと京都を走ったこともある。
とはいえ、そうした輪行ブームはすぐに去り、今ではどこかにクルマを預ける必要があるときなどに重宝している。
走行状態で保管して、どこかに運ぶ時だけ畳まれるのではなく、普段は畳まれて家の中にしまわれていることもあり、普通の使われ方よりも畳まれる回数が多いかもしれない。それ故、折り畳み自転車特有の故障箇所が出てくる。
言ったように、これを出すときはまあまあ緊急であることが多いので、そのときに故障があるのはかなり手痛い。
基本的に自転車の故障というのはパンクくらいしかないと思う。なので、この場合の故障とは、折り畳んだり、走行状態にトランスフォームする際に問題となる折り畳み自転車特有のもの。
中でもリア周りに位置するブレーキと変速機用のケーブルの取り回しがシビアで、ケーブルのアウターケースが柔軟性を失うとトランスフォーム時にケーブルがあちこちに引っかかってしまうようになる。
私が一つひとつ丁寧に折り畳み作業を確認しながらできる性格なら良いのですが、運転に疲れている時などは特に、チャチャっと済ませようとするので、ケーブルは強めに引っ張れたりを繰り返して余計に調子が悪くなってしまう。


というわけで、Amazonでシフト用とリアブレーキ用のケーブルとアウターケース、ついでに自転車整備用のワイヤーカッターを購入した。



折り畳み時に大きな負担のかかるシフトケーブルと、リアのブレーキケーブルのアウターケースはすっかり柔軟性を失い、負荷のかかる箇所が破れて中のワイヤーがささくれだってしまっていることは、もうだいぶ前から気づいていたのですが、ず〜〜〜っと見て見ぬふりを決め込んでいた。
ただ、近々使わなければならなくなりそうなので、いよいよメンテナンスを施すことにした。
20インチホイールに換装したときに、一緒に10速化しブレーキも変更したのですが、それ以来そのまま放ったらかしだったので、ここをメンテナンスするのは実に15年ぶり。


BD-1はリアセクションとハンドルポストが折れ曲がるように畳まれるため、シフトケーブルとリアのブレーキケーブルにとってはかなり過酷な状況となる。
ケーブルがしなやかなうちは引っ掛かりなく折り畳みができるのですが、ここが硬化するといちいちどこかに引っかかって余計に故障してしまうというわけだ。


ついでにディレイラー周りも綺麗に洗浄してグリスアップした。
専用工具もホイールを20インチ化した時に一緒に手に入れたもの。
つまり、15年で2度しか使われていない。まさに“特殊”工具。

ディレイラーの調整がまあまあ面倒。
ペダルの軸とリアの車軸が近すぎるところに無理やり10速ギアを組んでいることもあって、正直に言って10速すべてがきちんと使えた試しがない。まあ目を三角にして走らせるようなこともないし、ガチャガチャ変速していると歯飛びしていたギアにもいつかハマるのでそれでいいのだ。
というわけで、またラクに折り畳みができる状態に戻すことができた。
こうなったらこうなったで走らせたくなる。
近頃は、天気が良い日の仕事の合間に、DB-1に乗っていつもの坂にスケートをしに行ったりしている。
秋は自転車にも良い季節だしね。


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