まだ梅雨空継続中 千葉北へ

依然として梅雨は継続中。
風も波も、まとまる気配がまったくない。
おかげでこちらの気持ちもまとまらない。
エイヤッ!と自身を奮い立たせるように行動に移さないと、重い腰が上がらない年頃なので、こういうハッキリしない天候が一番困る。
「今週はサボるか」が一番マズイ。午前中の時点で堕落した自分への失望感に耐えられなくなる。

この件に関して、筆が乗ってきたのでもう少し書いておくと、若い頃の方が今の何倍も堕落していた。
ただ、若い頃は夜遊びの方をそれなりに頑張っていたので、週末を急肝日に充てることに何の躊躇も失望もなかったし、多少の二日酔いでも、早朝から遊びに出かけることだってできた。
そうもいかなくなってから、「自制」と自身への「強制」の両方を課さないと、大好きな趣味をまっとうできないことに気づきはじめた。
強制的にしないと趣味を楽しめないことに「それでも趣味と呼べるのか?」と、強めの反感やら疑問を抱かれる方がいることも重々承知しているが、行けば「歯を食いしばってまで来て良かった」と、必ず思うので、私が自身に課しているのは、趣味をまっとうすることではなく、自分を趣味の現場まで運ぶことへの縛りなのであります。

どこも、モヤッとした予報だったのですが、ここのところ小サイズばかりで、ある程度サイズのある波に飢えている私は、ウネリの反応の強そうな千葉北エリアを選んだ。
ウネリや風向きだけでその日のサーフィンの質を上げることはもちろんできない。
一言で千葉北と言っても、そこには同じ方角を向く無数のポイントがあって、様々な要因によって水中の砂の量や、地形が一日一日変化する。
なので、毎日波形を観察できれば更に精度を上げることができるワケなのですが、埼玉県民にそれは無理だ。
そして、朝駆けが基本姿勢の私としては、車中泊に適した場所、という縛りも加わるため、何ヵ所か見て回ってから決める、なんてこともできない。これまた出たとこ勝負。

ちなみに、大貫やアノポイントのように、ハズしてもナントカなる(もしくはハズした自分を責めることのない)ポイントもあるのですが、そこにばかり行くのも果たしていかがなものかと、アマノジャクが発動してしまう。

この日の堀川浜は予測通りにコシ〜ハラ、たまのセットではムネ以上あった。
ただし、波数は多すぎ。
ゲッティングアウトに苦労しすぎることはないのですが、波が重なってしまうためキレイにブレイクしてくれないことが多かった。
これはこのポイントの地形も少なからず関係している。
一番波のパワーが溜まるあたりに溝のように深い場所があって、そこで波が拡散してしまっている。

そして、この日のもうひとつの困りゴトは強めの北へのカレント。
ブレイクポイントとタイミングがかなり限られるところに来て、あっという間に北に数十メートル流されてしまうので、そのブレイクポイントを維持することができない。
結果、横向きにパドルし続けることになるのですが、それを維持し続ける体力はないので、ベストなのは、流される100mの間にビーチまで波に乗ってしまい、ビーチを歩いて元のポジションに戻ること。
もちろんそんなに上手くコトは運ばないので、波を捕まえられないままブレイクポイントから遠ざかってしまうことがほとんど。

そうした苦労の果てに、なんとか波に乗れたとしても、高速滑空を旨とするEllis Ericsonをもってしても抜けることができない薄っぺらいダンパー気味の波ばかり。

そんなわけで、9時まで2時間やったところで電池が切れた。
この日も何ともサエない波乗りと相成った。
この翌週には関東地方も梅雨が明けそうなので、波も少しは整ってきてくれるのかなあ。

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