アノポイントを狙うもウネリが強すぎで撤退 あちこち動いて結局鹿嶋に流れ着いた日の話

またまた1ヶ月ぶりのサーフィンとなってしまった。
だって、オートバイが楽しすぎるんですもの。

とはいえ波乗りしたい気持ちに変わりはなく、オートバイを優先している分、体力が間に合っていないだけだ。
なんて言っているといつまでも海に行けないし、そろそろ雪も降り始めてしまうので、11〜12月の中旬はサーフィンのかき入れ時でもある。気張って海に向かわないといけない。

こういうときはやっぱり、質と量をカバーできる、大好きなアノポイントを中心に波情報に目を通すわけなのですが、なかなか状況が整わない。
やや焦ったい気持ちでいたところ、月曜日にまあまあ良い予報が出た。
ちょっとウネリの中心に近すぎるのが気になるが、こうなったら行くっきゃない。

今回も前乗りで車中泊。
寝袋は秋用に変わりましたが、今はまさに車中泊の“The DAY”到来。
寝心地が良すぎて起きられないのが玉に瑕。

寝袋の中でウダウダしていたらもう6時過ぎ。
慌てて海を見に行くと、ほぼ無風ながら、海はまあまあシケていた。
サイズはムネ〜カタと申し分ないのですが、セットは100m以上アウト側で波数が多すぎてパドルアウトは超面倒、しかもなかなか割れない、骨折り損のなんとやらな厄介なやつ。
イケなくもないが1時間もせずに体力を使い果たしそうな雰囲気がプンプン。

せっかくなので南下してみることにしたのですが、飯岡も似たような印象でほとんどサーファーがいない。
ただ、防波堤と防波堤の隙間で波が緩和される30メートルの幅には10人以上のサーファーが群がっていた。

結局、裏側の平井にやって来た。
コシ〜ハラ程度でしたが、朝のうちはたまのセットで胸を超す波も入っていた。
南下せずに最初からこっちに来れば良かった。

なんだかんだとけっこう楽しめてしまった。
飯岡を見た時は「このまま帰ろうか」なんて危険な考えも頭をよぎりましたが、気を取り直してクルマを走らせてホント良かった。

この日は久しぶりに『Ellis Ericson LITE KITE 7’2』通称“MID KITE”を持って来た。
たまたまですが、この日のブレイクポイントが前後したり、速くなったり遅くなったりする不規則な波に大当たり。
出遅れても刹那のフェイスにグリッとボトムターンして回り込める機動性が光った。
それでいてエリスらしい滑走性にも優れていて、この日くらいパワーのある波なら、小波になってもインサイドギリギリまで繋いで50メートル程度の長さのロングライドも敢行できてしまう。
こいつも面白ぇな〜〜

ロングライドするとブレイクポイントまで戻る距離も相応に長くなるため、楽しんだことのツケが回ってきてしまう。2時間もするともうお腹いっぱい。って言うかヘロヘロ。
波数もサイズも下がった頃にちょうどいい具合に来たラスイチに乗って、そのまま上がることにした。

朝、海を見た時はかなり凹みましたが、結局この日も良い波乗りとなりました。
やっぱりサーフィンも楽しい。って、至極当たり前のことですが、そんな感じでホッコリと満足感の高い一日となりました。
バチっと波を当てた日もいいけど、こういう拾いものみたいな時間の過ごし方もまた良い。
こういうレクリエーションと日常が混ざり合ったような気持ちになれるトコロが、私にとってのサーフィンなんだよなあ。

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