500kmを課した慣らし運転期間を終え、今は意識的にアクセルを全開にするなど、できるだけエンジンに負荷をかけるように走行している。初期段階で負荷をかけておかないと、先々でエンジンが上まで回らなくなる。と、昭和なライダーは信じて疑わない。
1速はもとより、2速のギア比が重いので出足は決して良くはないのですが、引っ張るとそこそこ伸びてくれる。ファーストインプレッションとしてお伝えしたように、ハンターカブは私の想定以上のスピードを持っていることがすでに分かっている。
高速道路を走れるわけでもないので、最高速性能よりも、幹線道路で後れをとらない、むしろある程度リードできるくらいの加速性能の方が重要であることは言わずもがな。
シグナルダッシュのまだ速度差が大きい場面で、すぐ脇を4輪車にかすめられるのが一番怖いので、速度差が少なくなるくらいまでは逃げておきたい。
慣らし中にはエンジンからの振動やアクセルレスポンスに雑味の多い時期や、なかなかトルクが立ち上がってこない時期など、明らかにエンジンの成長期を感じさせる状態にも多く遭遇してきた。
エンジンオイルには初期馴染みで多く排出される鉄粉が混ざるなど、かなり汚れているものと想像される。
そもそも小排気量のため高回転域を多用するのでオイルへの負荷もかなり高いはずだ。
慣らしが終わったら、さっさとエンジンオイル交換をしておきたい。
廃油を目視できるオイルパンではなく、『オイルパックん』にオイルを捨てているので、オイル自体の汚れは確認できなかったが、言ったようにエンジン内を流れるオイルのイメージはかなり悪いので、最初からオイルクリーナーも交換しておく。
とはいえ、エンジンオイルは最低グレードで充分だし、そもそも1L缶で事足りてしまうし、オイルフィルターも安いもの。大してお金もかからない。何より交換作業が超ラクなので、今後も物ぐさしないでチャキチャキとオイル交換をしていける。
ガソリン消費量と併せて125ccはもろもろ軽い。
そして案の定、エンジンオイル交換後のエンジンは、それまでよりもいくぶんスムースに回るようになってくれた。
オイル交換甲斐の高いところも小排気量車の魅力かもしれん。
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