白馬乗鞍岳を滑った翌日は八方尾根へ。
この日も名木山から上がろうと7時過ぎに名木山第3リフトの乗り場に着くと「点検整備のため上部の八方リーゼンクワッドリフトの営業開始が1時間遅れます」と言うアナウンスが流れた。
点検が終了する1時間だけ 名木山第3リフトを回しても良いのですが、営業開始までまだ1時間近くあるので、ゴンドラ乗り場まで歩いて移動することにした。

名木山からゴンドラ乗り場までは歩いて10分程度。
スキーブーツだとうんざりするには十分な距離なのですが、スノーボードブーツなら無問題どころか、むしろ朝のお散歩気分。
そうして到着したゴンドラ乗り場にはスキーヤー、スノーボーダーにハイカーの方々、200人ほどが行列をつくっていた。結構待つかな?と思ったのですが、営業開始から10分ほどでゴンドラに乗車できた。


この日も『IMPOSSIBLE カラマツヒノキ』、バインディングも『Karakoram PRIME-X』をそのまま使って、PRIME-Xのゲレンデでの乗り心地を確認しようと思う。

いつも通りに何はなくとも大好きな『パノラマゲレンデ』へ。
雪が緩む前にIMPOSSIBLEを味わうことにする。

もう何日か滑らせて確認してみないとなりませんが、前日の白馬乗鞍岳での滑走も含めたPRIME-Xのファーストインプレッションとしては「想像通り『UNION FORCE』と同程度のフレックスだな」ということ。
念の為言っておくと、FORCEはUNIONの中では「10段階中7」と、かなり硬いハイレスポンス系のバインディング。フレーム、ベースがアルミニウムで構成されるPRIME-Xが硬いのは当然のこととして、プラスチックボディのUNION FORCEが同程度硬くできていることの方が感心させられる。
FORCEの方がペアで468g重いことを考えるとPRIME-Xを褒めるべきなのかもしれませんが、必ずしも軽い方が優れていると言うわけではないところがややこしい。
ポイントはまさにその「軽くて硬い」ことでどういった乗り味になるのか。ということ。
ボードやバインディングが硬くなると細かい凹凸をしっかり拾うため乗り心地はかなり硬くなりますが、軽いPRIME-Xの方がバイブレーションに角があるように感じる。FORCEの方が気持ちまろやかかもしれない。
ミディアム・フレックスを持つ『BURTON GENSIS』に比べれば、PRIME-Xは操作に対するボードのレスポンスを含む操作性はグンと上がるのですが、GENSISとの組み合わせで感じられた、ダブルピンテールの雪面を弾くような絶妙な感触はかなり薄れてしまっている。
代わりに、GENESISではレスポンスさせられなかったボードセンターの撓みを感じられるようになり、ボードセンター付近からターンを開始する感触が強まり、それをピンテールがトレースすることで「キレ味」が増して感じられる。
ターンをテールで感じるGENESISか、ボードセンターで感じるPRIME-Xか。
どちらが良い悪いではなく、どちらがより好きか。という違いであるように思う。


パノラマゲレンデを2本滑ってから『黒菱』を経由して『スカイラインコース』へ。
二週連続、しかも天気もほぼ一緒だとさすがに既視感がエグい。
見た目に変わりがなくとも、雪質はきっちり一週間分歳をとっており、この時間の雪面はそれなりに硬くなっていた。ただ、雨に降られていないぶん、アイスバーンというわけではない。
そして、ほどなく緩るユルになることは分かっているので、シャバくなる前に味わわせていただく。
もちろんシャウダーも美味しいので、この時季の斜面の変化は一粒で二度美味しい。といったところ。


そのあとこの日も『HAPPO PARKS』へ。
さすがに日曜日は9時からすでに多くの方々で賑わっていた。
と言っても、ラインやリフト乗り場が混雑するわけでもなく、ほどよいセッション感。
先週いくつものラインを試していたので今回は単刀直入に美味しいラインだけ試すことにする。
この日は3本楽しんで移動することにした。

『うさぎ平』まで上がってから、もう一度『パノラマゲレンデ』を一本滑ったころに、点検整備(要は故障)のため運休していたリーゼンクワッドリフトの運転開始のアナウンスが届いた。

これで『リーゼンスラロームコース』を滑れるようになった。
このときすでに10時半だったので、1時間遅れとアナウンスされた点検・修理にかかった時間は2時間半だったことになる。1時間という話を間に受けて名木山で待たなくて良かった。
さておき、このときのリーゼンスラロームコースのシャウダーがこの日のベスト。
特に気温の低いコース上部の雪面の足応えは、ほとんどピステンに10cmほどの新雪が載った時のそれ。
中段を過ぎると、ところどころにストップスノーが混ざりはじめるため、足を取られないように直線的なラインを取らざるを得ない。もちろん自動的にブレーキがかかるので、直滑降プラスアルファでも操作はかなりズボラにできる。これはこれで実に春らしい乗り味。

リフトの点検修理のため2時間に渡り保存されていたこともあり、リーゼンスラロームコースがあまりに美味しすぎた。もちろん5本おかわり。タマンネーやつ。

タマンネーのは私だけではなく、この日八方にいたほとんどの方々にとっても同じ。
大盛況のうちにシャウダーを通り越してグズグズになってしまった正午頃に上がることにした。
「春は慌ててゲレンデに出る必要はない」と言う方もいらっしゃるようですが、春雪のベストコンディションはむしろトップシーズンよりも短い。
一便に乗ることの大切さは新雪の時以上なのであります。
というわけで、二週続けて春の白馬を楽しませていただいた。
残ってしまった早割を消化するという下心があってのことではありますが、結果オーライ。
思い込みも含めての話ではありますが、やっぱり白馬は裏切らない。
とはいえ、EarthHopperがまだ残っている。来週も歯を食いしばって出かけねば。


コメント