冬のサーフィンの一番の問題はやっぱり着替え。
私のクルマには車内でウェットスーツに着替えられるだけの空間がないので、真冬の屋外駐車場で素っ裸になるのはホント辛い。
乾いているウェットスーツに着替えるのはまだいいとして、濡れたウェットスーツを屋外で脱ぐのはかなり億劫。
そんな時にタンクに汲んで持って行ったお湯のありがたさと言ったらない。
とはいえ、60℃で注いだお湯もサーフィンをしている間にどんどん冷めてしまう。
もちろん一泊二日の二日目には完全な水に戻っている・・・
・・・なんとかならんのかね。と思ってきたがついに登場。

クラウドファウンディングでこの『カセットガスポータブル温水シャワー』を見つけたらもう目が離せなくなってしまった。コウイウノダイスキ。
予約が開始されるという予告の段階から狙いすまし、クラファンの予約開始の時刻と同時にポチッといったのは初めての経験。
おかげで最大に早期割引が得られるタイミングで買えた。超ウレシイ。
そんなわけで、真夏の酷暑が続く頃に応援購入していたのですが、「そろそろガチの冬が来ます」という絶妙なタイミングで我が家に届いた。

手軽に手に入るカセットボンベも使えるのですが、より長時間使えるOD缶を使うことにした。
ちなみに、カセットボンベ(250g )3本使用で約75分。
OD缶(500g)使用で約80分稼働できる。けっこう経済的。
ただ、熱交換器の限界なのか、連続使用時間に制限があって、カセットボンベ3本使用時で約15分。
OD缶1本使用時で約10分ごとに燃焼を休止させることが推奨されている。
私の場合、連続して使うのは最長でも5分程度なので特に問題はないのですが注意は必要。
こういった監視業務もシステムの方でやってもらいたいものだ。

ポンプは充電式の内臓バッテリーで90分駆動する。
家庭のAC電源だけでなく、クルマのシガーソケットからも充電が可能。
言ったように10分ほど使い、二週間充電もぜずに放っておいたが、二週間後も電池の表示は満充電のまま使えた。
本体電源、ポンプの運転スイッチを入れると一旦試し焚きのような動作が入るが、この時点では湯沸かし器は点火しつづけずにウェイティング状態。
シャワーヘッドのボタンで散水を始めると、「チチチチチ・・・ボッ」と、例の湯沸器っぽい点火音が聞こえて動作を開始する。
3秒後に水はお湯に変わり始め、水温外気温にもよるだろうが、5秒後には身体にかけてお湯と感じられる程度まで温度が上がり、10秒以内に30℃程度までになる。
温度設定範囲は30〜48℃。晴れた日で、31℃設定で十分お湯は温かく感じられました。
パネルを操作しなくても、シャワーヘッドのボタンで温水を止めると湯沸かし器の火も止まる仕組み。
温水を一旦貯蔵しておいたりはできないので、もう一度温水を出すとまた水からはじまる。

本体の重さは約6kg。
幅40、高さ30、奥行き17cm程度。
少々クルマの荷室のスペースを食いますが、この利便性には代えられない。
すでに冬のサーフィンの最優先物件。
使い方にはコツや慣れがいるため、さすがに家用の湯沸かし器のようにはいきませんが、お湯のあるアウトドアライフを知ってしまうと、もう元には戻れない快適さ。真冬に焚きたてのお湯のある幸せよ。
もちろん災害時にも活躍すること間違いなし。
そう、これは趣味のためのものではなく、非常時のためのものなのであります。
これは買ってヨカッタ。
(って、何についてもそう言ってる気がしますが・・・)


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