台風一号の置き土産を拾いに またまたアソコへ

はやくも台風一号だ。
しかも、太平洋沿いに北上してくる美味し目ルート。
昨シーズンははじめて台風を美味しく戴いたので今年も是非あやかりたいところ。
ただ、ベストポジションとなる伊豆半島を過ぎる辺りに台風が位置するのは金曜日。
残念ながらその日は動けない。

予報を見ていると、余韻のようなウネリが台風が温帯低気圧になった頃にも房総半島に当たっている。
これはひょっとして土曜日もイケるのか?
東北のあたりに位置する温低からの吹き出しで北東風強め。
つまり、アソコが美味しい天気図。

声をかけると、前回もここで一緒に入ったatuとユウタくんが来てくれることになった。

というわけで、この日もアソコにやって来た。
台風一過の雲ひとつない青空・・・とはいかなかったが、晴天。
ただ、前回はヌクヌクだった海水温はこの日は低め。
太陽光も強くないのでロンジョン+タッパーではちょっと凍えたが、前回の波崎の方が海水温は低かった。
ちなみに、私は寒さには強いようだ。
他の仲間が「ゼミドライ以外考えられない」とか、「波待ちでガクガク震えた」「指先が凍えて動きが鈍った」とか言う日も、私はこの日と同じロンジョン+タッパーで特に問題はなかった。
脱ぎ着がメンドクサイのでセミドライをあまり着たくないということはあるが、特に意地を張っているわけでも、見栄を張っているわけでも、ヤセ我慢をしてるわけでもない。
私の面の皮の厚さは全身に及んでいるようだ。何にせよサーフィンをする上で助かる体質。

波の方はモモ〜コシ、セットハラ。
もう一発上がって欲しかったと言うのが偽らざる本音ではありますが、それでもこのポイントらしい、フェイスの張っている厚めの波が、波数豊富にブレイクしてくれていた。
もちろん文句なんてありません。

前乗りした私は一足先に7時に入水。
今回も『Ellis Ericson LITE KITE 7’2』通称MID KITE。
いよいよフェイス長めの波を捕まえることができるのか。
とか、もったいぶるまでもなく、MIDKITEの回頭性の高さを垣間見ることができた。

少々無理矢理にターンさせている感もなくもないが、そもそも波のハイラインをトリムしているだけで絶好調な私が、積極的にそういうことをしようと思えることにこのボードの価値がある。
私は波の見切りが悪いので、ビタッとショルダーから入ることがなかなかないのですが、マグレでもなんでもショルダーを捕まえられると、ハイラインのパワーゾーンをバチッとホールドしながら加速していってくれるのは、私の知る限りEllis Ericsonに共通する部分。
その先で、『Hybrid Hull』だとボトムターンを当ててからハイラインに駆け上がる印象。
MID KITEは短い距離の中でボトムとトップを行き来できる。
超速のボトムターンとハイラインを維持しながらアップスンをかけていく楽しみ。
どちらも捨てがたい。捨てる必要なんてないので言い方が変ですケド。
2本ビーチに持っていくわけにもいかないので(持って行ってもいいんですけど、ビーチに大切なボードを置き去りにしていると思うとサーフィンに集中できない)、味わえるのはどちらか一方だけ。

明らかに深雪が予想される日のファーストトラックを、どのボードと共にするか。
あの悩みだと言えばスノーボーダーの方なら分かっていただけるだろう。
あ〜〜〜〜悩ましい。

30分遅れでatuが、1時間遅れでユウタくんがやって来て、そこから3人でセッション。

ここは文字通りの断崖絶壁が北風を防いでくれるのですが、9時を過ぎる辺りからその崖の上から吹き下ろすほどに風が強まった。そんなオフ風に押し戻されるようにサイズが下がる場面もあったが、まだまだしっかりとブレイクしてくれていた。
ここでこれだけ北風を感じるのだから、ここ以外のポイントはまあまあ風を喰らっているものと思われる。
他のポイントから避難してきた人が多いせいか、このポイントにしては混雑気味。

atuはこの日ももちろん『Ellis Ericson First Model 7’0』。
atuもFirst Modelをキッチリと堪能できた様子。
う〜〜〜ん。こちらも見る度に良いオーラを放つボードだ。
もし出物があったりしたらかなりヤバいな。

というわけで、11時まで4時間遊んでしまった。
もう腕が回りません・・・

3人で銚子漁港の方に移動して激旨の海鮮丼を戴いてお開き。
あああああ〜〜〜〜なんて素晴らしい一日。

次回の土と雪と: は、明後日金曜日の予定です。お楽しみに。

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