狙い続けていたアノポイントへ

1ヶ月以上の間、週末になると風が強くなる周期が続いていたのですが、この日曜日は風が弱い予報となった。しかも、アノポイントにうってつけの風とウネリの向き。
大貫に3週連続で行ったりしていましたが、もちろんアノポイントのチェックは欠かさずにいた。
風が強すぎたり、ウネリの向きが合わなかったりがつづいたが、やっとチャンスが巡ってきた!

終日晴天の予報ではあるが、ここのところの朝のうちの冷え込みは本格化している。
この時期、海に向かおうとする私の腰を重くする一番の問題はもちろん寒さだ。

素直にセミドライを出せばいいのですが、できるだけセミドライを出さずにおきたいと無駄な痩せ我慢に囚われてしまうのは、以前着ていたセミドライが、身体の動きが制限されたり、脱ぎ着が面倒だったりしたことで、できるだけセミドライを着る期間を短くしたいと思ってしまうことが原因。
いつもはセミドライを出す前に、2mmながらラバーと裏起毛のついた『AXXE Classic AZS』を挟むのですが、今年は真夏日からの真冬日だったので出し損じた。
今使っているセミドライの『AXXE Classic BOHEMIAN HYBRID U-ZIP』は、ほとんどジャーフルと変わらない運動性が確保されているし、着替えに手間を取られることもないので本当にただの痩せ我慢でしかない。
という自分を納得させるだけの無駄なブレインストーミングを重ね、この日いよいよセミドライを投入。

いかに気象予報の精度が上がっても、気まぐれな自然を相手に予報通りに物事が運ぶとは限らない。
ドキドキで波をチェックしにいくと・・・

モモ〜コシ、たまのセットでハラの波が10秒間隔で寄せて来ていた。
しかも風はなく面もとてもきれい!
ただ、海水温はだいぶ低くなっていた。
最初の一歩で足に冷水の強目の刺激を受けてまあまあ焦るが、それも1分程度過ぎればすぐに慣れてしまう。
本当に海水温が冷たくなると、手の方がキツくなるのだが、この日は手がピリピリとかじかむこともなかったので、言ってもまだその程度の海水温。

『Hybrid Hull 6’10』も持って来ていたのですが、ここのところ良い思いをさせてもらっている『Tri-Plane-Glide』にしたのは、身も蓋もない言い方で恐縮ですが「乗れ高を優先したから」。
もちろんTPGの機動性が劣っているわけでも、Hybrid Hullだと乗れ高が下がるわけでもない。
ただ、波が崩れた後も走り続けるTPGの推進力の高さを活かした「長い波乗り」が今の気分、この日のキブンだというだけのことだ。

そしてこの日の波はそんな私のキブンにバッチリと合致した。
ゲッティングアウト〜ライド〜ゲッティングアウト〜ライドの無限ループ。
20回目までは数えていたのですがそこから先は数えるのもめんどくさくなった。
ここにしては混んでいたのですが、たまのセットハラに当たる確率も高く、かなりのHappy Surf。

そして9時。
申し合わせていたのか、たまたまなのかは分からないが、私以外の方々が全員ビーチに上がっていかれた。
まるでスケートリンクの製氷休憩みたい。
突然の貸切タイム。
確かに波数が減り始めてはいたのですが、ウネリはしっかりと入っている。
ハラサイズも乗りホーダイだ。
さらに乗れ高は上がりまあまあへばってきた。

そんな私を見て、いても立ってもいられなくなった。というわけではないのでしょうが、ビーチにいた全員が一斉に海に戻ってきた。新たに入って来られた方々もいらっしゃったようで、それまで以上に混雑しはじめた。
ただ、そのタイミングでオン風が入りはじめ、風波が混ざるほど面はザブザブになってしまった。
風が入ると陽が出ていても寒い。セミドライにして良かった。

ここで一旦休憩。
いつもならお腹いっぱいで帰ってしまうところですが、もう1ラウンドしようと思えるほどに絶好調。

サイズは下がったが、風も止んできたので再びHappy Hour。
ただ、2ラウンド目の1時間で足腰が立たなくなり、せっかくテイクオフしてもそのあと転びまくった。

そんなわけで、11時に上がることにした。
いや〜〜〜乗った乗った。満腹であります。ゴチそーさまであります。
やっぱりここの波は私の波乗りに合っている。サイコータノシー。

スノーシーズンを迎える前にもう一度ここで乗りたいなあ〜〜

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