年に1〜2回だけスキーに行くという方も多いと思うが、そうした方々が多くスキー場にやって来るのが2月の最終週となるこの三連休だと思う。そのため天皇誕生日の三連休は、どのエリアもかなり混雑したようだ。
ということは三連休の直後の平日なら大人気のスキー場でも間違いなく空いているはず。
加えてこの週末から昇温傾向となることが予想されており、せっかくの降雪の状態が維持されるのも金曜まで。
丸沼高原もEarth Hopperに加盟しているのですが、3月からの春スキー期間はEarth Hopperのチケットが2枚必要になってしまうため、まだチケットが1枚で済むこの金曜日はラストチャンス。
加えて加えて。この日から前橋にある『REVE』さんで来季のGleen Clothingの試着会が開催される。
といった諸々が重なり、山形トリップから戻った4日後となる金曜日に、いつも混雑していて近寄りづらい丸沼高原に行っておこうとなったわけだ。


例によって木曜の夜から現地に入ったのですが、第1駐車場には車中泊や仮眠をする人のためのトイレと更衣室が新設されていた。夜間も暖房が効いていて、とてもきれいで使いやすい施設。さすがは人気のスキー場だ。スキモノへの心配りが素晴らしい。
とはいえ、第1駐車場はゲレンデからまあまあ遠いので、翌朝6時起きで準備を整え、平日は朝7時に開場するセンターハウス前の中央駐車場に移動する。ちなみに平日は駐車場代はかからない。


平日でも混雑している印象の強い丸沼ですが、この日はリフト運行開始時間の10分前でも乗り場はガラガラ。
こんな丸沼初めて。来た甲斐があった。

まずはきれいに整えられたピステンバーンをいただくことにする。
雪質が硬くなっているかもしれないと心配していたのですが、予想通りにとても足応えの良い向き合える雪質。
しかもこの天気!空いていることを良いことに、ここはじっくり向き合っちゃおう!

何も考えずに『SLASHER II』を持って来てしまったのですが、この雪面だったら『TT168 ミズメヒノキ』でも良かったな〜〜そろそろSLASHER IIとTT168とを比較したかったのにな〜痛恨の凡ミス。


なんて、悔やんでいても仕方がない。
この美味しい斜面を味わうことに集中しよう。


いつもはゴンドラ乗り場に長蛇の列ができてしまうので、ボトムまで滑り込まずに途中のリフトで登り返す流し方になるのですが、この日はゴンドラで丸沼の最長滑走距離を回しまくった。
ふと気がついたら7回転。混んでいる時は最低でも20分は並ぶことになるので、7回もゴンドラに乗ったらもう帰らないとならない時間になってしまうがまだ10時過ぎ。

丸沼高原といえば壁打ちが楽しい群馬のプチR天国。
とはいえ、本家R天国のように壁が整っているわけではないので前日のトラックが残されており、硬い日に飛び込むとかなり怖い。この日の壁面は朝イチから比較的柔らかく、私でも躊躇なく攻め込むことができた。
まっつんにお勧めされた『オレンジコース』の地形もなかなかに美味でありました。


まさに天国。平日マジックだ。
休日だと「言うほどバリエーションないし、狭くてすぐに飽きる」とか思ってしまうのですが、これだけリフトやゴンドラが空いていると、飽きないどころかコースのディテールに目移りしてしまうほど。
さすがに午後には雪も固まりはじめて、膝に堪えるようになってきた。
ランチ休憩を挟んで2時まで滑ったら、もうモモ筋がパンパン。ここで引き上げることにした。

こちらはゴンドラ降り場前の展望台からの見晴らしですが、右端に映る至仏山が今年はかなり整っているように見える。ちょっとヨダレものですな。
あまりバックカントリーには出なくなってしまいましたが、今年は春の至仏山にも行きたいな〜
いつもGreen Clothingの来季モデルを確認させてもらっていた『INTERSTYLE』に、Green Clothingが参加しなくなってしまった。
Green Clothingは展示会以外にも各地のディーラーさんで予約注文会を開催しているので、そこに確認しに行けば良いのですが、平日はもちろん週末は滑りに行くしで意外とタイミングが合わなかったりする。
特に来季は生地が着心地の良い柔らかいものに変更になったと聞いていたので、実際に手にとって確かめたいと思っていた。片品方面からの帰り道にある前橋の『REVE』さんでGreen Clothing の25-26モデルの予約注文会が開催されていたのはまさにジャストタイミング。

ご覧の「IVORY」が私的最注目カラー。
試着したのはPEACE JKT / BIB PNT ともにサイズはL。
ジャケットはXLサイズが好みなのですが、今回はIVORYが展開される『HEAVY』『OGA』『PEACE』のいずれも、XLサイズはなかったので、Lサイズで色の印象だけ確認。
ちなみに、パンツでIVORYが展開されるのは『BIB PANTS』のみ。
Lサイズだとタイト目に着こなせるところがスキーでもイケそうだな。とか、余計な気持ちも湧かんでもない。
新たに採用された生地に関しては「言われてみれば確かに」と言った感じ。これまでのGleen Clothingのウェアを3年くらい着た時と同じくらいの柔らかさ。むしろ見た目にナイロンのシャカシャカした印象が抑えられて、視覚的な柔らかさの方が増したように感じた。


試着だけさせてもらって帰るのは大人の流儀に反するので。
というのは半分嘘で、注文生産品のためなかなか手を出せなかった『POOJA × Greenclothing』の小銭入れが在庫されていたので買わせていただいた。
こう言っちゃあなんだが、こんな素敵なお店が近所になくて本当に良かった。
金がいくらあっても足らん・・・
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