電熱ジャケットHEAT MASTER LTを修理に出した話

鳴物入り(?)で購入した電熱ジャケットの『HEAT MASTER LT』でしたが、使用開始後間もなくスイッチが入らなくなってしまった。
BMW車のCAN-BUSシステムによって使用電力量は厳格に監視されているためシャットダウンされていることも疑われたので、バッテリー直電源に仕様を変えたりもしましたが、やっぱりジャケットの方が故障していた。

メーカーに問い合わせると「検査するから製品を送って欲しい」という。
これから冬本番というタイミングで困ったものだが仕方がない。
発送するとすぐに「スイッチの故障」であることが報され、その場で交換品が発送された。
そうして問い合わせから1週間とたたずに新しいジャケットが届いた。

掲示板やAIのチャットボットが横行する中、保存用のバッグとしても活用できる製品パッケージに大きくお客様ダイヤルを明記するなど、アフターサービスにとても力を入れていることが伺える。
そもそも壊れないに越したことはないが、メーカーのこうした対応は高く評価できる。

あらためて正常な製品が届いたこともあり、また車体のアクセサリー電源から取る仕様に戻したのですが、また電熱ジャケットの電源が落ちるようになってしまった。
やはりシステムに電源供給がシャットダウンされているようだ。
つまり今回のアクシデントは、システムの電源供給カットとスイッチの故障が重なってしまっていたというわけだ。

BMW乗りこそこうしたアイテムに強い興味を示す人種だと思うので、これはとても残念。
私の場合、この電熱ジャケット以外ではアクセサリー電源を使うのはスマホの充電器だけなのですが、そちらで最大7.5アンペアの使用量。それだけですでに5アンペア程度と言われる制限値を超えてしまっているわけなのだが、あまりに警戒しすぎではなかろうか。
ちなみにグリップヒーターはベツバラのようだ。

結局、車体のヘラーソケットから電源を取らずに、ジャケットに同梱されていた電源コードでのバッテリー直接続に戻すことにした。
「バッ直」はCAN-BUSに守られていない電源を使用することになるので、正直あまり良い気はしないが、一番に電圧を必要とするセルモーター使用時に電源を集中させてバッテリーの負荷を軽減するためにも、エンジンをかけてからこのケーブルを接続するように気をつけたり、メーターパネルに表示できる電圧モニターを頻繁に確認するなどして放電に注意している。
もちろんそれ以降スイッチが落ちる現象は起きていない。
暖かさが途絶えることなくず〜〜〜っと続く、あたりまえの幸せをあたりまえに満喫している。

この『HEAT MASTER LT ジャケット』は薄手でとても素材感がしなやか。
そのため着心地以前に、インナーウェアとして薄〜い、そして軽〜い存在感を維持しているため邪魔にならないところが何より素晴らしいと思う。

2025年モデルからは襟の部分にも電熱フィルムが配置されたようだ。素直に羨ましい。

さておき、電熱ジャケットの必要性は、歳をとるごとに高まっていることはいわずもがな。
私にとって、もうすでに必要経費でありますが、あとは耐久性がどれほどあるのか。
最先端の電熱線が採用されているだけにそこは未知数となる。
5年はもって欲しいところではありますが、メーカーは2〜3年での交換を推奨している。

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