結論から申し上げますが、スンゲー面白かった!
間違いなくゾンビものなのではありますが、もうすでにゾンビはほとんど出て来ません。
ゾンビが大挙して非感染者に襲いかかるシーンは、まったくと言っていいほどなく、完全隔離区域内という無法地帯に取り残された、非感染者同士、人間同士の軋轢が物語の中心となっている。
隔離地域内で生き抜く他にない人々が、ゾンビと共生していくために独自に生み出した社会や生活様式は、たった100km圏内であっても、細分化されて存在している。
ただ一点、共通するのは「非感染者であっても他所の社会に属する者は容易に信じるな」ということ。

中にはコミュニティから略奪し、殺戮を繰り返しながら生き延びることを選んだ集団もいる。
そして、たった一人でゾンビたちと向き合い、元は同じ人間だった彼らを弔いながら生きる者もいる。

そしていよいよ、完治は無理でも、精神的なアプローチによって意識だけでもゾンビを感染前に戻そうという科学的アプローチが採られる。

前作で「ゾンビも妊娠する」という驚愕の設定が飛び出したが、ゾンビのもつ強靭な体力と、人間の意識を併せ持つ“ハイブリッド”の登場によって、この物語の行方は、これまで以上に他のゾンビ作品とは一線を画す、未到の世界線を目指すこととなった。
さすがはアレックス・ガーランド。やっぱ天才だわ。
そして、映画の最後にとてつもないサプライズが用意されていた。
とはいえそれはストーリー展開におけるサプライズではなく、一作目の『28日後…』を観て、その世界観に惹き込まれた人間にとっての「サプライズ」。
これに関しては公開前からさまざまな憶測や情報が飛び交っていたのですが、そうした世間(ファン)の勝手な期待や想像によって波及したバズりすら、制作サイドの情報操作によるものだったのかもしれないと思わせるものでありました。私はそっちの可能性にかなり驚かされました。
(オススメ度:50)=一作目から観ている方は絶対観ないといけませんので100!


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