今週も寒波来てるし そろそろ白馬でSPEEDMASTERな気分 @白馬八方尾根

前週から「最強最長」とか呼ばれる寒波が、強弱はありながらも日本海側に居座り続けている。
寒波が居座っているかどうかとは無関係に、思い余ってつい買ってしまった八方尾根の3日券をそろそろ使っておかないとマズそうだ。という皮算用もあり、そろそろ白馬な気分。
寒波の恩恵を一番に得られそうな金曜日は、どのスキー場かはさておき、まずは白馬に行くことだけを決めて、前日の木曜日か後の土曜日の、どちらをくっ付けるべきかで悩むことにした。
そうしてうまい具合に水曜日に仕事が片付いたので、水曜の夜から白馬に向かうことにした。

予報では木曜の夜からまとまった降雪があるようだったので、そこは個人的にパウダー慣れしている栂池に行くことにして、木曜日に八方に行くことに決めた。もちろん八方でも新雪を楽しむラインはたくさんあるのですが、近頃の私はすっかり「TSUGAPOW」な気分。

この日も名木山から上山することにした。
2027年にはここ名木山に新しいゴンドラとセンターハウスができてしまうので、来シーズンは名木山の事情がどうなるかさっぱり分からない。いつも通りの名木山は今年が最後。今のうちに味わっておきましょう。
白馬は外国人観光客が多いので、平日も休日も、降雪のあるなしも無関係にいつも混んでいるイメージなのですが、この日の名木山第3リフト乗り場には外国人の方々の姿はほとんどなく、想定外に空いていた。

この日の八方尾根はボトムでは視界が良かったのですが、標高を上げると、ご覧のようにガスでホワイトアウト。
視界は直線で50メートルほどあるが、覆う雲は薄いようで、中途半端に太陽光が入って来ているため光がフラットに回ってしまっており、光を反射して雪面の凹凸が全く見えない。
これを予想して外国人の皆さんはこの時間いないのか??意外と行動が狡猾だな。って、バケーションで訪れているのだから、無理する必要もない。いたって当たり前の行動か。

いつものように、斜度と広さがお気に入りの『パノラマコース』を滑ったのですが、まだトラックの少ない雪面はほとんど見えず、スピード感がまったく掴めない。
それでも3本ほどパノラマ滑ったあと、前回来たときはまだ滑れなかった黒菱の方に向かうと、少し標高が下がるぶん視界は開けた。
そして、ピステンに5cmほどの新雪が載っており、なかなかの足応え。気持ちええ。

申し遅れました。この日は『SPEEDMASTER』25-26シーズン初出し。
今シーズン、ナナメ上から『MAXFORCE』が私のクイーバーに割り込んできたため、同じシェイプを持つSPEEDMASTERへの考え方もそれに釣られて変わって来ている。
そもそも今シーズンのスタメンどころか、安定の四番バッターとして活躍を期待していたはずのSPEEDMASTERでしたが、すっかり他チームから移籍してきた外国人枠になってしまっていた。

私の思い込みとしては、SPEEDMASTERはボードなりに、SPEEDMASTERの行きたい方に行かせる滑り方が一番向いていると思っていたのですが、もっと機動性方面を評価すべきボードである可能性が浮上した。
確かにSPEEDMASTERは、融通の効かなそうな長尺な見た目と違い、これまでも雪面の荒れたツリーランでも右に左に振り出ししやすく、その名の通りにスピードコントロールに長けているボードであるコトはよーく知っている。
ただそれは「パウダーボードにしては」という方向からSPEEDMASTERを見ていた感想で「機動性の高いボードにしては、新雪でよく浮いてくれてよく走る」という方向性で捉えた方が、“実は当たっている疑惑”が浮上したというわけだ。

そうした視点でSPEEDMASTERを見つめ直してみれば・・・っていうか、見つめ直すまでもなく、SPEEDMASTERはMAXFORCEの機動性に、高められた浮力による突破性能を組み合わせたボードでありました。
長いことクルーザーだと思って来たのですが、雪上車的な突破力をもつボードであると捉えた方が正しいと思い直すこととなった。
もちろん優雅なクルージングも許容するのですが、ちょっとした入力にパキッパキッと反応して、乗り手を対する斜面の最適解に導いて行ってくれる。そうした山の道具としての正しさに、サーフライクな趣味性を付加しているボード。
そういう意味では『Impossible』や『Superfish』の方がクルーザーの役割を担っていると考えた方が良さそう。
(のちにこのクルーザーに関する想像もまあまあ的外れであったことに気づくのですが、その話はまた今度)

そんなことを確認しながら、楽しすぎる『スカイライン』を5本回した。
そのあとに味変を兼ねて一旦咲花ゲレンデまで降りてみた。
この日の咲花ゲレンデの雪質がまた素晴らしく、この日思い直すこととなったSPEEDMASTERの高い操作性を存分に味あわせていただいた。というわけで、適度な斜度がとてもやさしい咲花でもおかわり。

そして、SPEEDMASTERのもつ特性をこの日一番に引き出せたと感じたのがココ。
以前『HAPPOBANKS』が開催されていた場所に設けられていたパーク地形。
SPEEDMASTERを「流さずに動かす」と決めて飛び込めば、流れるように連なるバンクたちを積極的に攻略する楽しさが浮き出て来た。
フラットキャンバーでする立体地形遊びとはまた違う、ともすれば頑固にも映る操作性を持つSPEEDMASTERならではの積極的な滑らせ方もまた楽しい。
SPEEDMASTERって本来こうやって遊ぶモノなのね。失礼いたしました。

そういった気づきを胸に刻んでワイドバーンを滑ってみれば、テールの存在感を残したまま、引っかかりを抑えて左右へのスイングスピードとその安定感を重視する、操作性の塊のようなMAXFORCEに対し、積極的にテールを“引っ掛けていく”ことで、ターンの反応とターンスピードが嵩上げされたSPEEDMASTER。という両者の位置付けが明確に見えてくる。
そして、「ダブルピンテール」のターン出口での足裏に余韻を残すように伸びていく感触は素晴らしい。

ここでランチ休憩後にスキーにモードチェンジ。
こちらも今シーズンお初となる『MAXI GT』。

せっかく行動力が高まるスキーに替えたので、視界不良であることが分かりきっていても、スキー場最上部の『リーゼングラート』を滑ってみた。
知らない人ならここにリフトがあることすら分からないくらいに視界が悪いため、ここを滑る人もほとんどおらず、雪面は比較的フラットに保たれていた。そのため足応えはなかなか良かったのですが、雪面がまったく見えないため怖くてスピードを出すことができず、せっかくのカービングマシンも完全な宝の持ち腐れ。

このあと再びスカイラインを滑ったのですが、この時間スカイラインの視界も真っ白。
なんとか滑り降りるのがやっとの状況。

「もう上がるか」と、駐車場に向けて名木山の『リーゼンスラローム』を滑ると、コースの2/3ほどは視界があった。
ここでやっとMAXI GTのカービング性能を解放させることができた。
気をよくした私は、よせばいいのにここからリーゼンスラロームも5本回してしまった。

同じVECTORGLIDEなのですが、MAXI GTは『MASTIFF』『MAKE BC』とは全く違って感じる。
特に、170というレングスが頼りなく感じられて、視界の悪さも合わさり、慎重さが上回ってしまいなかなか踏み込むことができなかった。
調子やら感覚やらが戻るのにそれなりに時間がかかってしまった。
そのため、状況の悪い中でも突っ走っていくMASTIFFでするターンの優位性を強く感じてしまったのは良いことなのか悪いことなのか。
そんな思いをリセットするためにも多く滑ってしまった。
おかげで脚パンパン。この晩、寝袋の中で足が攣りまくったことはナイショだ。

その夜は『道の駅 小谷』で車中泊することにした。
併設される『深山の湯』でしっぽりとしたあとに、釜炊きご飯が売りのこちらの食堂で、生ビールと一緒に日替わり定食をいただいた。やっぱり旅気分が満喫できて、車内でコンビニ弁当を食べるより何倍も楽しい。
道の駅の食堂は18時には閉まってしまうので、車中泊に慣れる前は選択肢にも入らなかったのですが、すぐに眠れるようになった今なら早めの夕飯も悪くない。
おっとその前に、クルマに戻ってさっきこちらのお土産屋で買った氷雪熟成酒『栂の森』を美味しくいただくことにしよう。
翌日の降雪予報も、変わらずに40cmほどの積雪を報せてくれている。
また当てちゃったかなあ〜〜楽しみだ〜〜

(つづく)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次