R18 のFirst Edition購入者には「ウェルカムパッケージ」と呼ばれる記念品が贈呈されていたのですが、私のR18はFirst Editionではないのでいただけなかった。
こういったノベルティグッズは、大概ありがた迷惑なモノと相場は決まっているのですが、草創期のデザインが復刻されたBMWのエンブレムはとても魅力的。ぜひとも私のR18 Bobberに装着したい。
となればフリマサイトで手頃な値段のものが出て来るまで待ち続けるのが私の流儀。
3万円くらいの出品が多い中、1万円台の出品を見つけてポチッと行かせていただいた。
エンブレム以外は、“ありがた迷惑な”キャップとベルトのアパレルノベルティ。
なにが迷惑かって、ゼッタイに身につけることはないのに、捨てられないところ。
ただ、その下にはBMW Motorrad 100周年を記念した豪華装丁のブックレットが封入されていた。
エンブレム以上にうれしかったのが、こちらのBMW Motorradの100年の歴史が綴られたブックレット。
1923年9月28日のBMW Motorcycleの操業開始からはじまり、R18で完結する内容は読み応え(英語を解さない私の場合「見応え」)充分。これだけでもこの記念パッケージを手に入れる価値があります。
なぜR18が、BMW創業100年という大切な節目に生み出されたのか。
オーナーはそのことを誇りに思える内容となっている。こりゃたまんねー。
さておき、肝心のエンブレムである。
R18のタンクエンブレムと、フロントのエンジンカバーのエンブレムの3つが交換できるようになっている。
真ん中の青と白の市松模様は、航空エンジンメーカーだった頃の名残で、青い空をバックにプロペラが回っている様子を摸したデザイン。とよく言われるが「単純に空と雲」など諸説あるらしい。
BMWの書体が違うことにすぐ気づくが、往時のエンブレムの青と、現在の青は色味が違っていることはこうして並べて見てはじめて気づく部分。
現代の青が気持ち緑がかったマリン系の青であるのに対し、復刻版は赤みがかった紫系の青となっている。
パッケージにはエンブレムを取り付けるためのネジも同梱されるのですが、ノーマルがトルクスネジであるのに対し、マイナスネジとされている。
こうした細かい所まで復刻されているのはオーナーゴコロをくすぐる心憎い演出。
交換を前提にしているので、ソフトなスポンジパッドで裏打ちされていた。
サクッと交換・・・と思いきや、もとのエンブレムのスポンジが貼り付いていてなかなか剥がれてくれなかった。
こういうとき私は、往々にしてセッカチを発動させてタンクにキズを付けてしまったりするのですが、今回は落ち着いてエンブレムの回りにメンディングテープで目張りしてからカッターでこじって剥がした。
あ〜〜怖い。
言ったようにマイナスネジが同梱されるのですが、いたずら防止の意味でトルクスネジをそのまま流用した。
さておき、こういう細かすぎて伝わらないカスタマイズは素敵すぎる。
そして、既報の通り、このエンジンカバーのエンブレムを留めるためのリベットナットが内側で空回りしてしまい、エンブレムが外せなくなってしまったのですが、この度、交換を済ませることができた。
ミッション・コンプリート。
100年の歴史と共に私も走っていることを、シンプルに誇りに思えます。
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