ハンターカブのリアフェンダーをカットしないとならなくなった話

リアに3.25サイズのブロックタイヤを履かせたら、タイヤがリアフェンダーに当たるようになってしまった。
予想していた事態ではありますが、まずはそのままテスト走行して現状把握するのがへそ曲がり流。

フェンダーの裏側を覗いて、テスト走行でついたタイヤ痕のある場所を確認。
インナーフェンダーの赤く表示させた部分をカットしてみることにした。
ナンバープレートを留める部分も必要ないと思われるかもしれないが、ナンバープレートは想像以上に振動するのでアウターフェンダーだけ支えていると割れてしまうかもしれない。耐久性重視。
ちなみに、リアフェンダーの後端にある三角表示は、排気量に合わせてナンバーの色が変わる以前、判別しやすくするためにメーカーが自主的に表示させた頃の名残。この表示がなくても法的な問題はないのだそうだ。

カット作業はAmazonで買った小型のリューターを使用した。
これもネット上で見つけたハンターカブの先人の教え。ありがたくお知恵を拝借させていただく。

まずはインナーフェンダーをカットした状態でテスト走行。
できればここまでで何とか凌ぎたいところでしたが、それは無理な相談でした。
上の画像はタイヤとスイングアームの軌道をシミュレーションしたもの。
アウターフェンダーの後端部分の内側には、インナーフェンダーと結合させるためのステーがいくつか生えていて、そこが接触してしまう。
ノーマルのスイングアームに戻せば当たらないのかもしれないが、このブロックタイヤの前後長だとノーマルのスイングアームに納まらないかもしれない。
いずれにせよロンスイのままで何とかしたい。となるとやはりアウターフェンダーもカットしないとならないのですが、新品のキレイなリアフェンダーをカットする勇気は、こんな私でもなかったりする・・・

というわけで、中古のパーツで代用する。
もちろんインナーフェンダーはすでに再使用不可。気が向いたら買い揃えておくことにしよう。

失敗を恐れずに心置きなくカットをさせていただく。

もちろん黄色に塗装するわけだが『MC Painter H56』が近似色。

画像だと分かりづらいですが、純正色の「ターメリックイエロー」とは微妙に色味が違う。
私としてはハンターカブのこのイエローが大好きすぎるので、この違いは精神的にシンドイ。
こういうのイヤなんだよな〜〜〜〜塗装だけプロにお願いしようかなあ。

ノーマルのフェンダーの造作はかなり手が込んでいて、インナーフェンダーで内側が全て覆い隠されるボックス形状になっている。高級感の演出もさることながら、言ったようにプラスチック製のフェンダーだけだと振動で割れる可能性があるからだと推察される。これは振動対策が施された結果だともとれる。
さておき、インナーフェンダーはカットしてしまったためリアフェンダーの裏側が露出してしまう。
覗き込まないと見えない場所なのですが一応内側も黒く塗装しておく。

フェンダーが短くなったぶん、ナンバープレートのホルダーも自作のものと交換して取り付け位置を上に移動させる。
鉄ノコでカットしたのでかなり形がいびつですが、ナンバープレートを装着すれば隠れる部分なので細かいことは気にせず時間優先。

左はインナーフェンダーカット後にノーマルのままの形状を維持したアウターフェンダー。
右がカットしたもの。
インナーフェンダーから続く泥除け部分がないことがノーマルとの一番の違い。
かなりノーマルっぽい印象を維持できていると思う。

60km/hを超えるような速度でのターン中に路面のうねりに差し掛かったときなどにはまだ、リアフェンダーにタイヤが当たってしまってはいる。
底付き(この場合正確に言えば「天井突き」)しているわけではなく、ノーマルのタイヤ幅に合わせて作られているインナーフェンダーの縁の部分に、当たると言うより“擦っている”といった感触。
それでパンクに繋がったりすることもないと思われるので、気持ちが悪いのは確かだがひとまずこのままの状態で走らせている。
これ以上インナーフェンダーをカットするとなると、言ったようなリアフェンダー部の剛性をある程度下げる覚悟が必要になってくるのですが、いよいよ問題が顕在したらヤルっきゃないか。

ブロックタイヤへの交換による玉突きカスタムの最後に残された課題はフロントフェンダーをどうするか。
このままフェンダーなしで行くのもいいのだけれど、とはいえやっぱりなあ・・・
というわけで、本当の意味でブロックタイヤへの交換を完了させた話はまた来週!

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