ヴェノム : ザ・ラストダンス

11月1日(金)公開予定の『ヴェノム・ザ・ラストダンス』。
ヴェノム、早くも3作目であります。
10月24~27日に行われたの先行上映で観てまいりました。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との合流はもちろんのこと、SSU(ソニー・スパイダース・ユニバース)にもいつ合流するのか。かなり話題に上っておりましたが、大人の事情はそうは問屋が卸さないようだ。
後日談として『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で3人のスパイダーマンとヴェノムが共闘する企画の存在があったことが分かったが、さすがにそれだと情報が渋滞しすぎだと判断されたのだろう。結局その企画はお蔵入りとなったわけだが私としてもその方が良かったと思う。

今年の12月には『クレイブン・ザ・ハンター』が公開され、スパイダーマンに登場したヴィランで構成されるいわゆる“シニスターシックス”が、劇場版でも結成されるのではと期待が高まっている。
そのメンバーについてはコミックでは様々な変遷があるのですが、すでに登場している中から人選すれば、ヴェノム、クレイヴン・ザ・ハンター、モービウスに加えて、MCU世界から取り残されているヴァルチャーや、クレイヴン・ザ・ハンターに登場予定のライノ、そして『マダム・ウェブ』に登場したエゼキエルが考えられる。

MCUの悪役集団『サンダーボルツ』も来年のゴールデンウィーク公開が決まっているので、シニスター・シックスの噂もあながち嘘とも言い切れない。

さておき、ヴェノム3であります。
結論から申し上げればヴェノム以上でもなければ、ヴェノム以下でもないと言ったところ。
大物のサブキャラを多数登場させて話題をさらった『デッドプール&ウルヴァリン』のような荒技が講じられない以上、ヴェノムの世界観をより純化する他ないのはある意味道理とも言える。

それが良かったのかどうかに関しては、ぜひご自分の目で確かめていただきたい。
というおざなりな言い方しかできないのですが、あくまでも私個人の意見としては前作『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』よりもだいぶ面白いとは思った。ただ、私は一作目が一番好きですが。

ヴェノムの世界観の純度を上げると言うことはすなわち、コミック感を突き詰めると言うことでもあるわけで、アメコミ作品に興味のない方々まで引き込めるエンターテインメントなのか?と言えばかなり厳しいと言わざるを得ないところ。ある程度のヲタク気質を持ち合わせていないと壮大な子供騙しに見えてしまうかもしれない。かな。
私としてはサッサとスパイダーバースとして“アッセンブルして”欲しい。

(オススメ度:60)

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