グッと冷え込んでまいりました。
かぐらスキー場、そして白馬でも、一部滑走可ながらオープンしたスキー場があるようだ。
海は依然として週末になると風が強くなる巡りの中にあり、寒さも加わって足が向かない。
とはいえ、ツーリングにも寒いこの季節。
週末の予定がなかなか決められない。
おまけに仕事が忙しい。とてもありがたいことなんですけどね。
金曜日の遅い時間までミーティングに付き合わされたりするので、土曜日は休息に当て気味。
日曜日に行動することになりがちだ。
この週末の海は日曜日も風が強いままで、できなくもないが寒い中無理してまで行くほどでもない。
というわけで、半自動的にツーリングに出かけることにした。
課題はどこにツーリングに行くか。
日帰りの第一候補である奥多摩には先週行ったばかりなので候補外。
あれこれと考えて残った最終候補は宇都宮に餃子を食べに行くか、はたまた群馬か。
山中湖や箱根も頭をよぎるが紅葉狩りで渋滞しそうなので選外。
ほぼ宇都宮餃子に決まりかけた頃に「そいう言えばR18で赤城山に行ってないな」と思い直した。
群馬三山と呼ばれる「榛名山」「妙義山」「赤城山」のうち、赤城山だけR18で行ってない。
調べると、すでに紅葉も見頃を過ぎたようなので渋滞にも遭わずにすみそう。
今後も宇都宮餃子を食べに行くチャンスはまだ残されているかもしれないが、オートバイで北側の山々で標高を上げるのはそろそろ限界のタイミングだ。ここで行っておこう。
群馬へはいつも国道17号線をひたすら北上して行くのですが、赤城山はその道中のほとんどで進行方向に鎮座し続けている。まさに群馬の顔と言っていい山だ。
皇海山につづく栗原川林道にダートツーリングに行った帰りによく立ち寄ったりしていたので、赤城山に行ったことがないわけではない。逆に榛名山と妙義山にはR18でしか行ったことがないので、ある意味これが群馬三山初コンプリートの旅となるわけだ。
そんな赤城山なので、もちろん古くからの山岳信仰の対象として崇められてきた。
そうした山を巡るのはどこか気も引き締まるというもの。有り難く走らせていただく。
県道4号線で赤城山へアプローチする。
適度な勾配を持つ山道で、R18にとってなかなか気持ちの良い道。
とは言え、極めて個人的な価値基準で言わせて貰えば裏榛名の異名を持つ高崎東吾妻線が群馬の峠道では一番。
こちらは2番。
標高が1,000mを超えるまではそれほどでもなかったのですが、それを過ぎるとガクッと気温が下がった。
もちろんここから先の樹木の葉は全て落ちてしまっていた。
寒いと運転に集中できる。
と言うか止まって景色を愛でる気さえ起きないので運転に集中する他ない。
そんなわけで場面は一気に進んで鳥居峠。
オートバイから降りた途端にガチガチと歯が鳴るほど寒い。
それもそのはず。積雪していた。
ツーリングで初雪にお目にかかることになろうとは・・・
google先生は気温8℃と知らせてきたが体感的には0℃。
ホットココアが沁みた〜〜〜〜〜〜〜〜
赤城山は大沼というカルデラ湖を持つ複成火山。
水辺好きの私はもちろん近寄りたくなってしまうのですが、吹き付ける風に身体が凍りつきそうだ。
ざ、ざぶい。
いつもならしばし湖を眺めて物思いに耽るところなのですが、さっさと退散することにした。
標高1,000m位置まで戻ったところで本休憩。気温10℃でも暖かく感じる。太陽の力は偉大だ。
今回は革ジャンの下に新たに手に入れた電熱ジャケットを着込んできた。
これがあれば一桁気温でも革ジャンで走れることが分かったわけですが、グリップヒーターと併せて逆にオートバイから降りられなくなる(電熱ジャケットの電源を切れなくなる)という問題が発生することも判明した。まさに痛し痒し。
この、まるで北海道な風景が楽しめるのは「畜産試験場交差点」の近くに広がる草原(?)と並木。
ここだけ異世界。行きの道すがらに気になったので帰りに寄ってみた。
画像の正面に見えるのは榛名山
と言うわけで、今回はあまりに寒過ぎてレポートすることがほとんどなかった。
代わりにいつもはただ通過するだけの国道17号を楽しく走れてしまったのは痛し痒しなトコロ。
もっと大沼の周辺を散策したかったなあ。
でも楽しくなかったわけでは決してない。
言ったようにとても走りやすい道と山岳らしい景色が楽しめる良い道だった。
次は大沼から沼田まで走り抜けてみるのもいいだろう。
そして、寒中ツーリングでしか味わえない楽しさって間違いなくある。
何より放熱量の高いR18なので、寒風を切り裂いて走る方がエンジンもすこぶる機嫌がいい。
ここから先の予定は山の積雪量によるところが大きいが、チャンスがあれば冬でもツーリングに出る気は満々だ。
また走りに出かけよう。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。今回も楽しく拝見致しました。バイクを楽しむには少々、いやなかなか厳しい季節になってきましたね。ただ自分のスクランブラーもそうですが大排気量の空(油)冷エンジンには優しい季節である事は間違いないですもんね。この時期に乗ると短い距離とかでもエンジン回しちゃいます笑
shindoさん そうなんですよ!空冷エンジンは冬にこそ乗りたいです!
海も西高東低の方が波が決まるし、もちろん冬山シーズンでもあるしで忙しいったらありゃしないです!