買ってしまった New Balance Fuel Cell Ohtani 1 Trainer

親父が巨人党だったこともあり、ガキの時分から巨人ファンでありました。
ただ、個人的に一番プロ野球に盛り上がっていたのは大学の時で、高校の同級生10人がなぜか揃って巨人ファンだったこともあり、学生時代は月一ペースで後楽園球場と神宮球場の外野自由席の列に昼過ぎから並び、10人揃って巨人戦を観戦していた(否、酒飲んで騒いでいた)。
ちなみに、その10人のうちの数名はすでに他界してしまったが、残りの連中とはいまだに遊んでいる。

私にとっての巨人の四番は長嶋茂雄ではなく原 辰徳で、原の引退と共に私もプロ野球から離れてしまったのですが、私を野球に引き戻したのは松井秀喜。
しかも、巨人時代ではなくNYヤンキースに移籍してから。それからメジャーリーグ、というかヤンキース戦の結果を追う日々が続いた。
その松井秀喜が引退して、メジャーリーグへの関心も薄れていた頃に大谷翔平は現れた。

「大谷翔平はバッターに専念すべき」「高卒でメジャーに挑戦させるべき」と、騒がれているのは知っていたが、大谷に対する感情よりも、それに水を差すようなことを並べ立てる訳知りの大人や世間の方を嫌悪する気持ちの方が上回った。
もちろん前例のないことに挑戦する姿勢は素晴らしいとは思いましたが、私もメジャーはおろかプロ野球であっても、投打の二刀流で成功するのは相当に難しいことだと思っていた一人だ。

そんなわけで子供の頃からのプロ野球ファンを自称しながら、私が大谷翔平に注目するようになったのは割と最近。
大谷翔平の活躍に触れて野球に興味を持ち始めた方々より内容はずっと薄めだし邪だ。
だから、野球ファンとして、というよりも、この奇跡のような活躍をつづけるアスリートが日本人であることの方に強い誇りのようなものを感じている。

このブログを長くお読みの方ならご存じだと思うが、私はブランドや権威に極端に弱い人間だ。
加えて、厄除けやパワースポットとかにも行きたがる種類の人間なので、この霊剣あらたかなお方のご威光に、たとえ少しであっても与かりたいと思うのはある意味自然な流れ。
なので、いわゆるシグネチャーモデルは大好物だ。
ただ、へそ曲がりな私は、ニッチで斜に構えたナナメ45度方向のブランドに惹かれるので、これほどの規模の支持を誇るブランドに参加して、そうと悟られるのは逆にかなり小っ恥ずかしいと思ってしまう。

そんな私がいよいよ我慢できなくなってしまったのが『New Balance Fuel Cell Ohtani 1 Trainer』。

先に発売が開始されたホーム用の白い方は我慢できたのですが、遅れて登場したビジター用のドジャースグレイのモデルは無視することができなかった。これはスニーカーとして普通にカッコイイと思うし、何よりビジター用ってハズし方がとてもイイ。
シレッと履いていても大谷モノだと気づかれないのではないか。という皮算用。
ちなみに私は『NIKE AIR JORDAN 6』をグアムまで買いに行った前歴がある。
それと、業界の裏に手を回して『NIKE AIR NOMO MAX』も手に入れた。
もちろんいずれも加水分解するまできっちり履き潰した。
そうしたことも今回の購入につながっている。歴史は繰り返すのであります。

箱の裏蓋にはサインが印刷されていて、これまた特別感がエグい。
私はそれが何であれ元箱は捨てない人なのですが、これでは尚のこと捨てられない。

シグネチャーロゴをデザインしたのは、かの井上雄彦。
漫画好きの大谷らしい依頼と言えるが、井上雄彦も大谷翔平だからこそ引き受けたのだろう。
そういうところもグッとオジサンのハートを鷲掴みにされちゃうところ。

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