R18の新たなエキゾーストノートを堪能したくて金精峠からの餃子のみんみんへ!

新たに装着したサイレンサーのサウンドを、すぐにでも長距離で堪能したくて、ぽこっと仕事の予定が空いたタイミングを逃さずにR18と家を飛び出した。

この日、雨に降られずに済みそうなルートは群馬の片品から栃木の日光に抜けるルート。
群馬と栃木の県境を貫く『金精トンネル』は、ツーリングシーズンの秋には「涼しい」を通り越して「寒い」ほどの天然クーラーロード。
熱中症アラートの出る猛暑日にこそ行かなければならない道なのであります。
というわけで、目指すは金精峠。

国道17号から大間々に抜け、真冬に片品のスキー場に向かうときにいつも走っている群馬県道62号「沼田大間々線」を北上する。
この日も朝から泣けるくらいの猛暑でしたが、大間々を過ぎたあたりから一気に涼しくなった。

それにしても『UNIT GARAGE TITAN R18 SILENCER』の奏でるサウンドは素晴らしい。
排気音が出しゃばることも、嫌なノイズのような微振動を伝えるもことなく、アクセルで操る楽器のように純粋に走りを楽しめる。否、なんでもっと早く交換しなかったんだろう。と、後悔の方が大きいくらい。
ただし、その旋律を美しく奏でるためには、気温と湿度の低さがとても重要となる。
ここまでの灼熱の一般道でも「気持ちいいなあ」と感じていたが、山間部で感じる印象とは大きく違っていた。一般道で感じていた感想も、決して間違いではないものの、そこそこの誤解だったことに気付かされる。
これはノーマルマフラーでも同じことが言えますが、エンジンサウンドが整っているか否かの落差が、ノーマルよりも大きく感じられる。
今の暑い時期は尚のこと、家の近所で味わえるようなものではなかった。
やっぱりこうしたことは長距離に出ないと分からないもんだね。

真冬は車中泊スポットとして活用させていただいている『道の駅 尾瀬かたしな』で、最初で最後の大休憩。
家を出るのが遅かったので、この時点ですでに正午を過ぎている。この後の予定を考えれば、本当は停まらずに一気に走り抜けたいところですが、地元片品でとれたハチミツがかけられた『ハニーソフトクリーム』の魅力には抗えない。真夏に沁みる美味さ。

毎度のことながら『丸沼高原スキー場』には寄ってしまう。
今年もたくさん雪が降りますように・・・(祈)

このあたりにはそれこそ季節を問わずに何度も来ているが、今回はじめて『丸沼高原』のネタもとである『丸沼』に寄ってみた。これまたなかなかの景観をもつ湖畔の避暑地で、まさに夏の隠れた名勝。

丸沼から金精トンネルは残念なくらいにすぐ着いてしまう。
ほんの数十秒間ですが、オートバイごと入れる冷蔵庫レベルの天然クーラーを満喫した。
あ〜〜〜〜ギボジイイィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜

金精トンネルを抜け、栃木に入ったとたんに目の前見える『湯の湖』と『男体山』。
群馬側からトンネルを抜けると、すぐにこの景色が目に飛び込んでくるので、ここを通るたびに写真を撮ってしまう絶景ポイント。

中禅寺湖に抜ける森の中も「ザ・避暑地」と言った風情。
ここも毎度の記念撮影スポット。いと清々し。

中禅寺湖も華厳ノ滝にも目もくれず走り抜け、場面は一気に『いろは坂』。
日光、宇都宮方面にかかる雲が多いのが気になるが、雨雲レーダーに雨の予報はなし。
そのまま突進する。

これまた大好きな日光街道の杉並木。あ〜〜心が洗われる〜〜〜〜〜ぅぅぅぅぅ。
このあたりまで来るとじわじわと真夏の暑さが戻ってくる。

インバウンドにも大人気らしく、近頃あちこちのテレビで紹介される日光。
埼玉県出身の昭和世代にとって、日光は小学校の遠足で訪れる慣れた場所。という言い訳をぶら下げて「日光と言えば・・・」の居並ぶ世界遺産もぶっちぎりで目指すのは・・・・

・・・『宇都宮みんみん』鹿沼店。
16時半の開店とともに入店。
いつ来ても入店に1時間は待たされる人気のみんみんですが、さすがに口開けに来ていたのは私以外にもう1組だけ。
餃子のために昼飯も抜きでここまで走り抜いて来た。
この日は新しいマフラーサウンドと餃子を味わう日なのだ。

焼き餃子2人前。
でも、ちょっと味落ちたか??最初の客だから鉄板がまだ充分に温まっていなかったのか???それとも俺の嗜好が変わったのか????ちょっと残念。次は『正嗣』にしとくか。

そのあと、まだ少し火照るような熱を残す、暮れなずむ栃木の田舎道を堪能して埼玉に帰った。
帰宅したのは19時。
約9時間、300kmの道のりを楽しんだ。
ちなみにこの日も全行程一般道。高速道路代をケチる気持ち以上に田舎道を走る悦びに目覚めてしまっている。

それにしてもサイレンサー交換は大当たりだった。
これまで手と尻から伝わる振動でしか感じられなかったボクサーエンジンの鼓動を、耳と、身体全体を使った“五感”で感じられるようになり、走りの質は何倍も濃密なものになった。
少々高かったけれど、これから走るたくさんの道で、払ったぶんは簡単に取り返してしまうだろう。
これだけ楽しんでいれば、すでに回収できてる?
ってことは、あとは丸儲けってことだな。

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