17時前からクルマの中で飲み散らかし、20時過ぎには就寝。
真夜中に一度トイレに目が覚めたがそれ以外は疲れもあり、かなり深めに熟睡できた。
おかげで6時起きもなんのその。あまりの寒さに寝袋から出られるまで少々時間がかかったがお目目ぱっちり。
早速、真冬の車中泊を堪能させていただいた。

シーズンオープニング・トリップ、二日目は栂池に行くことにした。
上の画像は道すがらの白馬大橋から眺める八方尾根の眺め。
まだ雪は少ないが、とても美しい眺めに朝からウットリ。早起きは三文の徳。

すっかり寝坊が板についてきた今日この頃だが、雪国の朝は大好きだ。
肺の中が浄化されるような、澄んだ冷たい空気を吸い込めば、おのずと冬型の身体が再起動される。
シーズンがはじまったんだな〜〜と、感慨も深い。

この日も『KORUA SHAPES APOLLO』。
昨日は視界の悪さもあって探り探りな乗り方になってしまいましたが、この天気と栂池の良好な雪質であれば、ある程度はこのボードの素性を知ることができるだろう。
事実上の初日。

八方尾根とは違って、栂池高原はこの日すでに全長5kmを超えるトップ・トゥ・ボトムで滑り込めるようになっていた。
ハンの木ゲレンデ上部の雪質はすでにベストと言っていいコンディション。
こりゃアガる〜〜〜〜

私は栂池のゴンドラ山頂駅から中間駅までの斜面を4段に分けて捉えている。
足応えの良い最初の1段目を過ぎ、2段目に入ると多少硬くなりはじめましたが、斜度の上がる3段目に入るまではよく噛む雪面に気分はアゲアゲ。
こういった斜面でのAPOLLLOはまさに水を得た魚。
まあどんなボードでもこの雪質なら2割増し程度で反応が良くなるので、これはAPOLLOに限った話ではないのですが、それを差し引いてもこのボードはよく曲がる。
ちょっと演出過多ともとれるほどによく曲がる。「不自然」とまでは言わないが「人工的」な匂いはかなりする。
「グルーミングバーンでこう曲がるために作られたボード」だと思った方が良さそう。
誤解のないように言っておくと、「曲げやすい」とか、「カービングターンが簡単にできる」とか言ったこととは違う。他のパウダー系のボードを操るように乗ってやると「結果として」レギュラーもグーフィーもグリングリンに曲がっていく。
なので、滑っている際には左右非対称であることはどうでもいいことに思える。
レギュラーもグーフィーも、狙ったアングルで曲がっていくように作ったら、こういう形状になった。と言った方が適切。
その曲がり方の種類として、GENTEMSTICKで言うところの、レギュラーが『ビッグマウンテンシリーズ』で、グーフィーが『スノーサーフシリーズ』という私の見立ては概ね当たっておりました。
ただ、私にとってのAPOLLOの本領(というかKORUA SHAPSの本領)は、実は別のところにあったのですが、その話はまたその場面が訪れた時にしようと思う。


2段目を過ぎた中段以降は降雪機の雪も多いようで、朝は日影を中心に基本カッチコチ。
2本目以降の3段目の入り口は、急減速のための強めのエッジングで削られた氷がボコボコに散らばるジャガイモ畑となってしまっていた。

ゴンドラ中間駅に滑り込む最後の箇所では、降雪機の雪がふんわりと乗っており、ピステンパウダーに見えてとても美味しそうなのですが、ほんの3cm下にはピステン状のカッチコチな雪面が隠れている。
というわけで、雪が緩むまでは上部のハンの木ペアリフトまでにとどめておくのが吉。

そんなわけで、中間駅まで2本滑ったら、雪が緩むまでハンの木ペアリフトと、つが第2ペアリフトを回しまくることにする。
そうして2時間スノーボードを楽しんだら、ボトムまでの5kmを一筆書きで滑り降りた。

ここでスキーにモードチェンジ。
こういう雪の日はどう考えてもスキー向き。
しかも、こういった様々な硬さの雪質が混在する荒れた斜面こそ、まさに『VECTOR GLIDE MAKE BC』ムキのはず。
前日の斜面の荒れ始めた八方尾根でもすでにその片鱗は垣間見ておりましたが、少々斜面が荒れたくらいではその操作性に影響が出そうにない、MAKE BCの本性を探るにはこの視界の良さはとても重要。

んで、実際その想像通りだった。
カチカチのジャガイモ畑でも、硬くしまった急斜面でも、問答無用で突っ切っていくことができる。
『GENIUS Narrow』にも、そういった特性が埋め込まれているが、ややこしい難問を解く突破性能で言えば、ウェストの細いMAKE BCの操作性の方が数段上回る。
代わりに、栂池のコース上部の適度な雪質と斜度の合致した斜面でのカービングは、お世辞にも官能性の高いものではありませんでしたが、ややこしいコンディションでの走破性の高さは、それを補って余りある魅力に溢れていた。
そうした、ともすれば「もういいや」と避けがちになるようなコンディションを、MAKE BCはむしろ得意としている。
しかも、ただ単に安全に滑り抜けられるレベルを超えて、そうした場所を滑ることが、むしろ楽しいと思えるレベルにまで昇華されていた。
もちろん、最高の雪質できれいにグルーミングされた斜面を、『MASTIFF』か『MAXI GT』で噛みっカミに切り裂くように滑る。もしくはバッフバフの深雪をGENIUS Narrowで滑ることができれば、それに越したことなどありはしないが、今シーズンはこういった面倒な雪質の日が多くなりそうな予感がしている。
そんなシーズンにMAKE BCが手許にあるのは、まさに天啓と言ってもいいことだとすら思えてしまう。
水分多めの、関東圏の重めの雪質を多く滑る者にとって、MAKE BCは福音のようなスキーだとすら思う。
機動性の高さと、それによる汎用性の高さによって、悪雪を楽しくさせる魔法のようなツールだ。

スキーも2時間やっつけて、昼過ぎには大満足で栂池をあとにした。
私とスノーボードの組み合わせでは、朝イチの美味しい斜面でしか美味しいところを享受できないが、すっかり荒れた斜面になった時間からも、ただ滑れるというだけでなく、楽しめるレベルを維持できるスキーという存在感の高さの方に目の覚める思いがしたシーズンインとなった。
雪が少ないと、困らされることも多いけれど、そうなったらそうなったで、遊び方はある。
あ〜〜スキーも楽しいな〜〜〜〜
スノーボードだけやってたらモッタイナイ。


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