EcoFlowの車載オルタネーター急速充電器を導入!これでポタ電をクルマで急速充電できる!

クルマでポータブル電源を急速充電できる『EcoFlow 500W Alternator Charger』を使ってみることにした。
これは車のバッテリーから直接給電する充電器で、シガーソケット充電と比べて5倍にあたる500Wの高出力で、1kWh程度の容量をわずか2.1時間でフル充電させるというもの。
大型車などの発電量の大きいオルタネーターを装備する車輌用に、更に充電量の多い800Wのモデルもラインナップされている。

カーバッテリーに直付けするので、バッテリー上がりなどの過放電が心配されるが、過剰な電力消費やメインバッテリーの損傷を防ぐ低電圧保護に加え、オルタネーターの負荷状態に応じて出力を自動的に調整し、過負荷を防ぎつつわずか3%の電力ロスで電力を供給する機能なども備えている。

さておき、移動中にポータブル電源に充電できてしまうことで、連泊に対応できるだけでなく、充電のためにいちいちポータブル電源を家に持ち込まなくて良くなることが最大のメリット。帰りの道すがらに充電しておけば、電源のない倉庫にも満充電の状態で保管しておけるというわけだ。

早速取り付け作業を開始する。
簡単に言うと、エンジンルームのバッテリーから電源を取り、ケーブルを車内に引き込むだけ。
私のアテンザの場合は助手席側のフロントタイヤハウスの内張を剥がしたところにグロメットで塞がれた引き込み穴がある。こういった情報もすぐに見つかるところがネット社会の素晴らしいところ。
とはいえ、見るのとやるのとでは大違い。内張を剥がすのも決して簡単な作業ではない。

グロメットを外してそこからケーブルを車内に通した図。

バッテリーのプラスと結線。マイナス側はバッテリーではなくボディアースが推奨されるのでボディーに結線した。

グローブボックスの裏側あたりから出てきたケーブルを、助手席側のサイドシルの中を通して助手席の下へ。

本体に接続して作業は終了。
こちらにも電源のON / OFFがあるのですが、OFFにしなくても一定時間使用が認められなければ自動的にシャットダウンされる。
ちなみに、ポータブル電源に接続すると自動で起動される。
オレンジのカプラーが付属のTX60出力ケーブル。他社製のポータブル電源も充電が可能。

ただ、私は更なる効率化を目指してこちらの『XT150出力ケーブル』も手に入れた。
XT150ケーブルでEcoFlow製のポータブル電源に繋ぐと、DC(直流)充電が可能となる。
XT60ケーブルでは一旦AC(交流)に変換してから充電するところ、直流のまま充電することができる。
クルマのオルタネーターは直流で発電しているので、交流への変換時に電力の損失が出てしまうため、こちらの方が効率が良い。というのがメーカーの説明。
そして、XT150ケーブルを使ってポータブル電源とAlternator Chargerを繋ぐと、もしもの場合に逆にクルマのバッテリーを充電することも可能となる。ちなみに、充電であってジャンプスターターではないので悪しからず。
ただ、クルマのバッテリーは一度放電させるか劣化してしまうと、もう使い物にはならないので、あくまでもバッテリー交換までの暫定措置にしかならないが。

こちらにも通信機能が装備されており、スマホで稼働状況をモニターすることができる。
もちろん逆充電などの操作も可能。OSのアップデートもスマホから可能だ。
これを見ていると、クルマのオルタネーターの発電量が14Vを超えないと充電させないことが分かる。
アイドリングストップ中は電圧が下がるため充電は中断され、また走り出すと充電を再開するという細かい制御を繰り返していた。
スマホ画面には74%まで減ったバッテリーをフル充電するのには約1時間2分かかるとあるのですが、これははかなり正確な表示だった。
最初からXT150ケーブルを使ったので、XT60との充電時間の違いは分からない。効率が上がっていると信じることにしよう。要は気持ちの問題。
海からの帰り道は3時間以上かかるので、ラクに充電を完了させることができ、次に使うときに備えておくことが可能。もちろん行く道すがらでも急速充電ができてとにかく便利。

主にクルマ移動でポータブル電源を使用する場合において、ポータブル電源のもつ機動性や安定稼働を最大限に拡張させることを考えれば、このオルタネーター充電器は必須だと私には思えた。

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