HyperKewl クールタンクトップを使ってみた

この夏の暑さには
本当にへきえきとさせられる。

とはいえ、ゲリラ豪雨、線状降水帯、
エルニーニュ、頻発する森林火災など、
これは決して今年だけのことではない
というコトも頭の片隅では理解している。
想像以上に温暖化のスピードは速い。

なんてセンチな気分になりがちな今夏。
何の因果か、そんな酷暑に
オートバイを走らせることとなった。
この暑さをなんとかできるのであれば、
トーゼン、なんとかしたい。

そこで『HyperKewl』の
『クールタンクトップ』を手に入れてみた。

米国陸軍の採用をはじめ、
F1をはじめとしたレーシングドライバー
にも供給されていたという。
BMW Motorradの純正イクイップメント
に採用されていたことで
私もこの製品を知ることとなったのですが、
要は様々なところで認められているモノと
認識しております。

んで、どういったモノかというと、
このベストをそのまま水に
1〜2分ほど浸してから着用すると、
気化熱効果によって
冷却効果が得られるというもの。

塗れたタオルを首に巻くと涼しく感じるが、
それと同じ原理。と言うとミもフタもないが、
濡れたタオルも滲みた水分が
冷たく感じさせるのではなく、
水分が気化する際に熱交換されて
冷たく感じている。

ただ、タオルだと
すぐに水分は蒸発してしまって、
水を注ぎ足さないと、長時間に渡って
冷却効果を得ることができない。

そこで、
多くの水分を長時間保持できる
化学素材を縫い込んだ衣服が
この『HyperKewl』というわけだ。

そのクールタンクトップを、
白馬行、日光行の2回のツーリングで
使ってみた。

んで、結果としては良好。

冷房と同じような効果ではもちろんないが、
内包する水分が切れてきた頃に、いかに
それまでの間、涼しい思いをしてきたのか、
その効果を実感できる。
すぐに水分を補給しようと思うほど、
これがある状態とない状態とでは、
はっきりと感じ取れる違いがありました。

冷却効果は5〜10時間とのことですが、
通気性の良いモトジャージの下に着用して
オートバイを走らせていると、
その効果を得られるのは
ギリ5時間といったところ。

原理的に風が当たるかどうかは
効果にほとんど関係がないはずなので、
風通しの悪いウェアの下に着ればもう少し
効果が長続きするのかもしれません。ただ、
上着を羽織るぶん暑くなるので痛し痒し。
5時間ごとに吸水を心がけた方が平和だ。

こういったものは期待値が高すぎると
必ずガッカリさせられてしまいますが、
ありがたいことに「この程度だと思ってた」
のレベルまではクリアしてくれていた。

酷暑のときに好き好んで
ツーリングに出ることもないのですが、
自身のMっ気に抗えないときなど、
スーサイド・ツーリングに出なければ
ならないときのお供に是非どうぞ。

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