Karakoram PRIME-Xに決めた話

値段が高くても最新モデルを買った方が結果得策であることが分かり、25-26モデルから選ぶことに決めはしたものの、Karakoramのラインナップもなかなかに充実していて新参者には敷居が高い。
SPARK R&Dは基本的に『SURGE』と『ARC』、そしてそれぞれの『PRO』モデルの計4つとラインナップはとてもシンプル。
それに対してKarakoramは想像以上にラインナップが多く、見ているだけで目が回る。

ただ、Karakoramのラインナップを眺めていると、大きく分けて「Pure Backcountry」と「Resort Quiver」の2つに分類されるということが分かった。

ピュア・バックカントリーはそのものズバリ、スプリットボードでの使用を念頭に置いて、無駄を省いたストイックさが魅力。
対してリゾート・クイーバーは、最初からソリッドボード用のインターフェースである『Quiver Connectors』が同梱され、シャーシには衝撃吸収性に優れるプラスチックモールドを採用し、さらに足下にブッシュ類を配置することで、ハードになりがちなスプリットボードバインディングの乗り心地を、より一般的なバインディングに近づけている、その名の通りのゲレンデ用。
ただし、リゾート・クイーバーでもバックカントリーモデルにアップデートさせるオプションパーツが用意されているので、あとからスプリットボードに対応させることも可能。

悩んだときは尚のこと、どっちに転んでも良いと思える中庸なモデルに惹かれがちな私の目には、「Hybrid Backcountry」に位置付けられた、リゾート・クイーバーをベースにしながらスプリットボードにも対応させることで、双方のメリットを併せ持つ『Ultra Ranger Split』が魅力的に映る。
ただ私は、スプリットボードでの使用をメインに考えているのだから、ここは迷わずに“ザ・カラコラム”と呼ぶべき、ピュアバックカントリーのモデルを試しておくべきだろう。と思い直した。

となると、プラスチックシャーシを持つ『NOMAD』か、アルミシャーシの『PRIME-X』『STARAIGHTLINE』『X-CARBON』かということになるのですが、これに関しては思い込みも含めてアルミシャーシ一択。
と、そこまで決めたら、あとはショップに探しにいくだけ。
とはいえ、もうこのタイミングなので選択肢は限られる。つまり、ほとんど悩み無用の状況でありました。

そうして辿り着いたのがこの『PRIME-X』。
アルミニウム製の一体型ヒールカップシャーシがなんとも逞しい。
マットホワイト、ブラック、そして軽量アルミニウム製ボルトに施された赤いアルマイトが差し色となっているところがとってもオサレ。Karakoramのこと、ちょっと見直した。って、買ってから言うことじゃないけど。
『STARAIGHTLINE』『X-CARBON』の在庫もあって選ぶことができたとしても、今季モデルの中からならきっとこれを選んだと思う。
その2機種との違いで特徴的なのはドライカーボン製のハイバックということになりますが、ドライカーボンはハードフレックスに加え、美しい見た目と軽量さも魅力ですが、ハイバックで安全に運用するとなると軽さをあきらめるくらいに分厚くしないとならず、Karakoramの薄く設えられたドライカーボンハイバックを見るに、割れてしまう危険性が高いように見える。
PRIME-Xが搭載するCarbon Nyolite製のハイバックにしても、割れそうな手ごたえがするのが気になる部分。
それと、繰り返しますがストラップ類からは危うさしか感じられない。

早速、重量を測りながらディテールをチェックする。
1gでも荷物を減らしておきたいバックカントリーでは、ギアの軽量化はすでに必須項目。
まずは気になる重量を測定しながら、PRIME-Xの各部を眺めていこうと思う。

右がSPARK R&D、左がPRIME-X。
本体重量はご覧の通り。PRIME-Xの方が59g軽い。

スプリットボード用のインターフェースである『Ride Mode 3.0』は、2.0からかなり軽量化されているそうですが、それでもSPARK R&Dより11g重い。
Karakoramにはここから40gほど軽量になるカーボンモデルもありますが、お値段ナント税込60,500円・・・

本体にヒールライザーが格納されているSPARK R&Dとは違い、Karakoramはヒールレスト側にライザーが仕込まれていることもあり、ツーリングブラケットに至っては82g(以上すべてボルトを除いた重量)KARAKORAMの方が重い。
そうした仕様の違いもさることながら、このヒールライザーのデザインもいかがなものかと思う。
むしろSPARK R&Dのパーツの方に「削ぎ落とされた美意識」を強く感じさせられてしまう。
なので、私はSPARK R&Dでもヒールライザーが一本に統合された『Tesla T1』よりも、ライザーが2本となるこちらの前期型のヒールレストの方がシンプルで好きだ。

Karakoramはヒールライザーにもカーボンとチタニウムが奢られた『X3 RISER』がオプションパーツとして登場している。今季のPRIME-Xにもそちらを同梱しておいて欲しかった。ちなみに税込¥22,000・・・
こちらのデザインではだいぶ削ぎ落とされた印象があるものの、それでもまだお世辞にも美しいとは言えないなあ。

CARBON-TI RIDE MODE 3.0、X3 RISER、ツーリングブラケットを含むセットオプションは¥85,800。

さておき、構造的に複雑なKarakoramはもっと重いのかと思っていましたが、合計で見ると34g(片側)重いだけで、意外と軽量化をがんばっていることが伺えた。
これも軽量化が進んだ今季モデルでの結果。私はこういうことを人一倍気にする人間なので、やはり今季モデルにしておいて良かった。

ソリッドボードで使用するインターフェースに至っては、ほぼ同じでありました。
こちらも3.0になって一層の軽量化が果たされているようだ。
さすがはライバル同士。お互いを見合っていることがよく分かる。

実はこのあとカーボン製のインターフェースである『QUIVER CONNECTORS CARBON 3.0』にも手を出してしまった。実測値144g。
両方で40g軽量にするために必要な経費は30%増し。実に悩ましい・・・

ちなみに、『BURTON GENSIS TT』の重さは851g(ネジを除く)。
PRIME-X とQuiver Connectorを併せた片足ぶんの重量は776gなのでPRIME-Xの方が75g軽量。
Re:Flexを搭載するプラスチックボディのしなやかな反応にPRIME-Xは遠く及ばないだろうから、ゲレンデで使う上ではこの重量差に何の価値も意味もありませんが、Karakoramにどれほどの質量があるのかが分かる。

『UNION FORCE』にいたっては片足で234g(こちらもネジを除く)、PRIME-Xの方が軽いことが分かった。
バインディングのフレックスで比較すれば、間違いなくGENESISよりもFORCEの方がKarakoramに近しいはずなので測ってみた。
そして、Karakoram PRIME-Xの滑りの性能に関して、このFORCEとの比較が一番に役に立った。

というわけで取り付け〜セッティングに移りたいと思うが、Karakoramはやはり、取り付けに関してもヒトクセありました。
そちらの模様はまた明日。

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