R1200GSを使い、BMW GSの始祖であるG/Sを模したレプリカモデルに興奮したのが2012年。
BMW RnineT UrbanG/Sの登場に胸を打たれたのが2107年の東京モーターサイクルショー。
そして2025年、ついにそうしたアーバン・ゲレンデの本丸と言っていい『R12 G/S』が発表された。
その名が示す通りにオンロード走行を主目的としたツアラーである『R12』をベースに作られているのですが、これまでの、あくまでも雰囲気を味わうための“なんちゃって”な方向性とは一線を画す本格エンデューロ仕様とされているところが要注目点。
もちろん、その上にはガチ中のガチである『F 450 GS』がいるので、本格派と言いながらも、それはあくまでもツアラーという範疇の中での位置付けではあるのですが、前21インチ、後18インチタイヤを活かせる車体設定には期待大。『R1300GS』よりも軽快でいてオーセンティックであろうR12 G/Sの乗り味が目指す世界観は、まさに見てヨシ！走ってヨシ！の所有欲をくすぐるアピアランス。
旅先で出会うオンロードでもオフロードでも、目くじら立てず、嗜むように味わいたいのであれば、R12 G/Sは最良の選択だ。
オフロードツーリングを主食とするライダーたちにとって、待望の一台と言えるだろう。
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