R18 ブラック化計画 エキパイに耐熱バンテージを巻いてみた話

ハンターカブのカスタムがひと段落したこともあり、というかその勢いに乗って、長いことあと送りにしていたR18のメッキが施されたエキパイを“ブラック化”する計画に着手した。
エキパイの中央に位置するパイプ部分はカバーされており、そのカバーはすでに塗装済み
こちらもいっそ塗装してしまった方が仕上がりも想像できるし、それがいちばんの解決策であることは分かってはいるが、ノーマルに戻せなくなるカスタムはできれば避けたい。中間部カバーはすぐに剥がせる簡易塗装なのですが、さすがにこの部分は簡易的に済ますわけにはいかない。中古のエキパイがで安く手に入るまで保留。
後述するが、ここに溶けて付着するものも多いので、塗装を削らずにそれらを除去することはまず不可能。いちいち再塗装する姿が頭に浮かぶ。
そこで、黒い耐熱バンテージを巻いてみることにした。

Amazonにはもっと安いものもがあるのですが、見た目、耐久性、巻きやすさなどなど、値段の差がどう違いに表れるのか、さっぱり分からないので、高価だったがDAYTONAブランドのものを入手した。
その昔、2ストロークのレーサーに乗っていた時に、チャンバーの熱でグラスファイバー製のカウルが焦げてしまうのを避けるためにバンテージを巻いたことがあったが、それももうはるか昔の話だし、その時はキレイに巻く必要もなかったのでこうした見た目カスタムとしての耐熱バンテージの経験値はゼロ。
最初に水で少し湿らせておくと柔らかくなって巻きやすくなることは知っていたのでゼロってこともないが「6mm程度重ねつつ巻き上げる」とか説明書きに書いてあるので施工にあたっては少し緊張する。

いつものように何はなくともやってみるの精神で挑む。
すると案ずるより産むが易し。これもまたやればできる案件。
ただし、何も問題がなかったわけではない。
4.5mでは2気筒分まかなえなかった・・・
あと20cmほどで足りたのに・・・

というわけで作業は片側を残してあえなく中断。急遽Amazonに注文した。
せっかくなので安い方を注文して比較してみることにした。
半値以下なのに、こちらには結束バンドにゴム手袋まで同梱されていた。
このバンテージは素手で触ると黒の染色が手に移るのでこれはありがたい。

こうして見るとほとんど柔道の黒帯。
上がDaytona製。画像だとAmazonの安い方の編み目が細かく見えるが実際は大きな違いは見受けられない。

フランジの下に空間があるので、結束バンドはそこに隠すように留める。
こちらは一度結束すると再利用ができないのですが、そのぶん見た目がとてもスマートで隠匿製に長けたDaytona製の方を使用する。

下側はカバーを着ければ結束バンドは隠れてしまう。
これができることが分かっていたからこそやってみようと思えた部分。
結束バンドを隠しようがなかったらやらなかったと思う。
こうした細かいディテールって大事。

ハイ!完成です!

うう〜〜〜ん。無骨さが増して迫力満点。
フランジも黒くしたいのですがマフラーを一式外さないとならないのでまたの機会にでも。
このままでも充分かっちょええので、このままかもだが。

走らせてみると、街中走行で1時間あまりはモクモクと煙が立ち上った。
もちろんかなり臭い。あからさまに有害に感じる匂いは弱まりながらもしばらくのあいだ続いた。

このエキパイですが、この位置なのでナイロン製のボディカバーに触れるとすぐに溶かしてしまう。
これまで3台のBMWのボクサーに乗り継いできたが、そんなのR18だけだ。
それだけシリンダーが横に張り出しているということ。
なので家に帰ってもエキパイがある程度冷めるまでカバーがかけられなかったのですが、これで家に着いてすぐにボディカバーをかけられるようになった。
ここに路上に舞うコンビニ袋などが張り付いて溶けてしまうことも多々あったので、それを防止できるのもメリット。見た目重視のカスタマイズながら実用的なメリットも多い。

あとは耐久性がどれだけあるのか。
言っても布なので、雨に濡れたり乾いたりを繰り返せば腐食もするだろう。
破れたりすることもそうだが、黒くしたくて巻いているので色が抜けたりしても交換になる。
私自身興味津々なので変化があればまたこちらで報告いたします。

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