スキーブーツ・オープニング・ツール これ超便利

快適性と固定力のバランスを取ることは、スノーボードブーツでもスキーブーツでも同じですが、そもそも固定力の高いハードブーツを採用するスキーブーツの方が、快適性を高めることが数倍難しいことはスノーボーダーでも解るだろう。
そして、ハードブーツの快適性とは、履いている時だけで測られることではない。

今私が使っている『HEAD KORE 120 GW』は、ほぼ理想系と言っていいレベルで、操作性と快適性を高次元で両立させてくれている。
以前は「柔らかいブーツはレスポンスに劣り、硬いものは履き心地に劣る。」ということが定説で、8年前、その両方を得ようとすれば、高価なフォーム・インジェクション式のインナーブーツをはじめとしたカスタムフィットをオーダーする他なかった。
そして、どんな高価なインナーブーツを装備して、足に当たっている部分のシェルを押し出し加工して、どんなに滑走性能を高めても、硬いシェルの脱ぎ履きのし辛さは変わらなかった。特に履く時の「これ以上足首は前に倒れません!」と涙ながらにその辛さを訴えたことは今でもトラウマになっている。
そういえば『リアエントリー』なんていうブーツの踵側から足を入れるブーツもあったっけ。

KORE 120やイマドキの最新ブーツを試着したときに、一番に進化を感じたのがブーツの履きやすさだった。
調べると、硬い素材と柔らかい素材を適材適所で分けてシェルを成形することができるようになったとかで、特に足の前身にくるラッピングパーツの柔らかさが秀逸で、インナーブーツの内装の滑りの良さと併せ、差し込んだ足首の甲の部分に圧がかかりすぎない程度の力で、踵がすっぽりとおさまって行ってくれる様には感動すらした。

そんな優れた履きやすさを持っているKORE 120であっても、シェルが冷えると途端に硬くなってしまいなかなか足が入って行ってくれなくなる。車中泊する私の場合、夜間の冷え込みでシェルが凍るような寒さで冷やされると、あの頃のトラウマが鮮やかに蘇るほどにカッチカチになってしまうこともある。
そういった時は、だいたいにおいて手もかじかんでいるので、シェルを手で広げる作業はほとんど苦行。
それが嫌でスキーに履き替えるのが億劫になってしまうこともしばしばだ。

そんな時に見つけたのが、この『PATRIOT SKIBOOT OPENING TOOL』。

使い方はカンタン。
親指を突っ込んで開いていたラップされる方のシェルを、手の代わりにこのハンドルで掴んで押し広げながら、もう片方の手でインナーブーツのタンを引っ張って開口部を広げてあげればいい仕組み。
スキーブーツに履き替えるのが楽しみになるほど!なんて言ったら言い過ぎかもですが、これほんとに便利なんですって!私と同じようなトラウマを抱えるオールドスクールなスキーヤーにぜひお勧めしたい逸品です。

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • リンクのメーカーホームページから購入しました。
      海外通販はそれなりにリスクもありますが、私はPayPalが使えれば目を瞑ってポチってますw

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