ソレルのカリブーブーツの放つホンモノ感には、誰でも一度はソソられたことがあるだろう。
ただ、クルマのアクセル操作にこだわりたいカーガイにとって、残念ながらこのブーツは運転には不向きだ。
何より、いかに雪山に頻繁に行くと言っても、私の行動範囲ではいくらなんでも過剰にも感じる。
明らかに雪山で暮らす人のためのヘビーデューティーなブーツなのだが、SOREL CARIBOUには、レンジ・ローバーを街乗りで使いこなすような、そんなホンモノ感に溢れていると思う。
そんなわけで、長いこと欲しいと思ってはいたのですが、これまで手に入れるまでには至らなかった。
今年は暖冬だし、更に要らないはずなのですが、これまで使って来た『AREth MORGENROT』に少々飽きてきてしまった。となれば、当然のように『KEEN GLIESER TALL WP』あたりに食指を動かされるわけですが「いっそカリブーブーツにしてしまおう」となった。
買ったのはアッパーがレザーのウォータープルーフ。
長く気になっていただけに欲しいモデルはしっかり決まっており、試着もずっと昔に済ませておりサイズもすでに確認済み。あとはポチるだけだったので何の苦労もない。
というわけで、「買おう」と決めた半日後には家に届いていた。
今のところ雪板で使ったのは一回のみ。しかも、まともに滑ることができなかったのですが、滑走に関しても特に不具合は感じられていない。
まあスニーカーちっくな履き心地のスノーブーツが出回る前までは、みんなカリブーで遊んでいたので問題はない。
MORGENROTに較べ、確かにフリーフット感を助長する軽快な足裏感覚には乏しいかもしれないが、私にはむしろがっちりとした安定感はプラスに働いてくれている。ように思う。
なんせまだ一回しか使ってないので、次の確認の機会を待ちたい。
2月なのに都心で20℃を超すような日があったり、このあと雪板を楽しめる新雪に恵まれる気はさらさらしないが、何だかんだで今季はここまで駐車場から深雪に当たりまくっているので、除雪作業などで大活躍してくれている。
そうしたときの荒雪での踏み込みの力強さと、レースをしっかりと締めれば履き口から雪が入り込むなんてことも一切なく、その暖かさは本当に心強い。
そして何よりカッコイイ。雪国のオサレもまた足許からだ。
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