リアウィンカーのシステムの上書きと、2年点検、そしてリバースギアのリコール対策作業のために入庫したのは、都心部に線状降水帯になりかけたほどの低気圧が停滞し、都心に大雨警報や記録的短時間大雨情報が発表された日でした。そのため作業の終了した車輌を受け取りに行くのは翌日になってしまった。
大雨の去った空は全面曇り模様であるものの、気温は25℃ほどでかなり過ごしやすい。
20%ほどの降水確率があったが、リアフェンダーを交換し、リアタイヤが丸出しになった新しい外観を得た愛車を走らせたくて仕方がなかった。
というわけで、ディーラーで愛車を受け取り、その足で群馬方面にツーリングに出かけることにした。


山の上だけでなく、埼玉県の走りはじめから全編とも涼しい。
Tシャツにレザージャケットでちょうどいい。
あ〜〜気持ちいい〜〜〜〜
赤城山を目指していたのですが、途中で気が変わって『川場田園プラザ』を目指すことにした。

北海道を思い出させる群馬の直線路。


標高の高い場所には重めの雲が覆い被さっている。
ところどころで霧雨に降られたが、ミストのようなものなので逆に心地よい。

14時に川場田園プラザに到着。


旅行情報誌が発表した道の駅ランキングで全国1位となり、県内外から年間250万人が訪れるという群馬屈指の観光スポット。 大型連休などには約1,000台のクルマで駐車場があふれ返る大人気の道の駅だ。
この日は平日だったのですが、それでも駐車場は60%ほど埋まっていた。平日でなければ来ようとは思わない場所。そんな場所に来ようと思ったのは、ここの食事が美味しいという噂だったから。

なのですが、蕎麦屋の人気ナンバーワンを謳う『天ぷらせいろ』は、天ぷらが揚げたてではなく揚げおきしていたものでカチカチに硬かった・・・普通、蕎麦屋の天ぷらは揚げたてを供するものではないのか?
混雑する日は放っておいても揚げたてになるのでしょうが、混雑していない日だとこういうことになってしまうのか?これなら駅の立ち喰いの方が数倍美味しいぞ。「せっかく来たのに」といったものすごい虚無感に襲われた。
ピザ屋の方にしとけばよかった。

そこで安定のソフトクリームで気持ちを落ち着かせることにした。
この日の不幸な出来事はこれに留まらず、『QUAD LOCK 充電ヘッド』が動作しなくなってしまった。
そのため、iPhoneの充電が途中で切れてしまった。
途中のコンビニで単三乾電池4個で充電するモバイルバッテリーを購入し、何とか難を逃れたのですが、iPhone、というかGoogle Mapの使えないツーリングの怖さを改めて思い知った。
以前北海道ツーリング中に電波の届かないエリアに入ってしまい心細い思いをしたことがあるが、電池切れはさらに心細い。
翌日、原因を調べると充電ヘッドのマイナス端子が外されていたことが判明した。
丁寧に端子が絶縁テープで覆われていたのでディーラーのサービスの方がやったものだと思われる。電子部品の不具合のチェックは、考えられることをシラミ潰しにしていかないと見つからない。こういった場合、ヒューズ切れを含めてまずはプラス電源周りの断線を疑う。なのでマイナスアースの問題だと気づくのは最後の最後。
ディーラー点検の都合上、アフターパーツは外した状態で電装系のチェックをするのかもしれないが、できれば戻しておくか、せめて外した旨を伝えておいて欲しかった。かなり余計なことをしてくれたもんだ。

帰りも赤城山の西側を抜ける『利根沼田望郷ライン』を走ったのですが、ここで雨に降られた。
レザージャケットだったので、慌ててレインウェアを着たのですが、標高を下げると雨は止み雨だったのはここから5kmほどだった。
リアフェンダーのない状態にした最初のツーリングで、図らずもウェット路面を走ることになったわけですが、案の定、剥き出しのリアタイヤが撥ね上げる雨水が、それなりの勢いで背中に当たってきた。泥道なんぞ走らせたらどうなるか。なんてことを考えるまでもく悲惨な状況に陥ることは目に見えている。
今年は(も?)一昔前まで「夕立」と呼ばれていたものの温暖化バージョンである「ゲリラ豪雨」に見舞われる危険性が高まっている。泥跳ねにはこれまで以上に気をつけねばなるまい。


iPhoneはオートバイで使う場合、降雨に弱い。
私はQUAD LOCKのケースの上から被せられる『レインカバー』を使っている。
iPhoneの一番水分に弱い部分は充電ソケットなので、こちらのカバーはそこが厳重に覆われている。
ワイヤレス充電のQUAD LOCKの充電ヘッドならカバーをしていても充電ができるのですが、言ったように故障中のためカバーを被せている間はケーブルによる充電ができなかった。
乾電池式モバイルバッテリーはこうしてGoogle Mapを使っている場合は現状維持が限度。
ケーブルを外せば20分程度しか保たない。
Google Mapの助けなしに見覚えのある場所まで出るのはかなり難儀するので、すぐに雨が止んでくれてホント助かった。返す返すも余計なことをしてくれたもんだ。こんなことで肝を冷やすのはもう御免だ。

なんて、ヒヤヒヤさせられたことを他人のせいにしている私ですが、給油はポイントが貯まったり、値引率の良いガソリンスタンドまで引っ張りたい衝動についついかられてしまう。
R18の燃料タンク容量はメーカー公証値で16リットル。
ご覧のように給油量は16.13L、今回は完全に空っけつまで走らせていたようだ。車重300kgを超えるR18をガソリンスタンドまで押して歩くことを考えたらこっちのほうがよっぽど肝が冷える・・・・あぶねえ危ねえ。

さておき、雨に降られた以外は嘘みたいに涼しい超のつくツーリング日和だった。
近頃は四季ではなく、夏と冬の「二季」なのだそうですが、この日に限っては秋のようなとても過ごしやすい一日となった。いや〜〜〜楽しかった〜〜〜〜〜!
また猛暑がぶり返してくるんだろうし、そろそろ長距離ツーリングに出たいのですが、涼しくなるまで無理なのかなあ。
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