そもそもR18は、350kgという重量もあって
それを支える足回りが異様に硬く、
特に路面の状況の悪い場所での
乗り心地ははっきりと最悪に属する。
加えて、私が装着したボバーキットに含まれる
オマージュシートは、中綿のあるシートとは違い
硬質ゴムで覆われた板状になっており、
タイヤが拾った衝撃は、ダイレクトに尾てい骨に
届いてしまう。おかげで100kmも走ると
尾てい骨の尖った部分が痛み出してしまう。
R18との初めてのツーリングとなった 白馬の時は、帰り道ではなかなかの
苦行となってしまい、その道中、
何か対策品はないものか、
そればかりを考えてしまっていた。
そういうとき、私はまっ先にAmazonを
訪問する。そこで見つけたのがこちら。
まったくと言ってもいいほど
お尻が痛くならなくなったのですが、
「それもとーぜんでしょ」と
ツッコミたくなるほどの大仰な見た目と
運転中に座面からズレてしまう
納まりの悪さが気になってしまった。
そのあと、カバーを被せずに
本体だけで使うことで、ズレることは
防げるようになったのですが、大げさな
見た目は更に助長されてしまった。
座ってしまえば見えない場所なので
いいっちゃあいいのですが、
駐車中に愛車を愛でる愉しさが
削減されてしまうのがどうにも気になる。
次に見つけたのは
このメッシュ状のもの。
風通しの良さを謳う製品でしたが、
メッシュ自体にしっかりとした厚みもあって
痛みにも効きそうだった。
横浜にプチツーリングに行った
帰り道にある『ラフ&ロード川崎店』で
見つけて、早速そこから30kmくらい試して
みたところ、なかなかの効果が見受けられた。
比較的見た目にもスッキリしており、
北海道にはこれを装着して
向かうことにした。
のですが、やはり最初に試したものほど
衝撃吸収効果は高くなく、200kmを超える
頃に限界が訪れ、休憩を挟めれば
ある程度回復するのですが、
夕暮れ時など、休憩よりも、先を急ぐことを
優先せざるを得ないような場合で
かなりの痛みと闘う羽目に陥ってしまった。
そして、現在使っているのはこちら。
こちらもAmazonで見つけた。
最初のものが厚さ5cmほどだったのに
対して、こちらの厚みは3cmと薄型。
好き嫌いはあると思うが、
見た目も比較的落ち着いている。
何よりオマージュシートの形状に
シンデレラフィットしているところが
お気に入り。
使い心地も申し分なく、
200km程度では尻が痛くなることはない。
一点、カバーを含め取り付けのバンドの
強度が足りてない感じがするのは
このテのモノの共通の傾向か。
できればすっぽりと覆えるカバー状のものが
あればベストなのだろうが、
オプションのオマージュシートの専用品など
あるはずもないので、
欲しければ自分で作るほかない。
雨の中を走る回数にもよるだろうが、
カバーも含めて1年保てば御の字
といったところ。
まあ¥2,500なのでそんなもんでしょう。
エコな時代に、使い捨て感が
かなり気になるところではありますので、
修理して使い回す方法も
模索していきたいと思う。
ちなみに。
これでも着けていない方が
見た目はずっと良いので
長距離ツーリングのときだけ
使うようにしている。
何だかんだ言って、そのままが一番ステキ。
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