今年もOYくん、イノッチ、ウッチーと福島サーフトリップに出かけることになった。
ここのところオートバイにかかりきりだったので1ヶ月ぶりの海だ。
秋分の日の飛び石4連休がターゲット。オートバイに呆けていた間も決してサーフィンへの熱意が萎えていたわけではない。このトリップはかなり楽しみにしていたので4連休のうち2日間、できれば3日間サーフィンがしたい。
泊まりとなると寸前まで予定を決められないのですが、仕事も家の用事も全てが良い方に転がり、土曜〜月曜の3日間で参加することが叶った。
みんなには「日曜日に現地集合で」とだけ伝えており、急遽1日前倒しとなったため初日はおひとり様。

金曜日の夜に家を出発。
深夜割が使えるタイミングで高速道路に乗ろうとか皮算用をしながら運転していたら、ナビは下道のまま走り続けても0時着になることを報せてきた。というわけで5時間運転して岩沢ポイントに到着。
冬に妙高高原あたりまで行くのと同じ。とか思うとついつい走り続けてしまう。
何より、クルマのステアリングを握っていると、さまざまなことに考えを巡らせる良い時間になるので、一人のドライブはとても好きな時間だったりもする。
着いたら即、ビールで乾杯。
この数日前に、季節は崖から転げ落ちるように真夏から秋になった。
夜の外気温は20度ほどで車外は涼しいを通り越して肌寒いほどでしたが、それでも車内に風が通ることもなく、そこそこ蒸している。もちろんEcoFlow WAVE 3を使わせていただき、ほどよい疲れと酔いに任せてぐっすリープ。
風の通りの悪いクルマでの車中泊の場合、この時期でもポータブルクーラーがあるのとないのとじゃあ大違い。

翌朝、7時に目を覚ますと。曇り空。なにより波がない・・・

たま〜〜〜〜〜のセットでハラ。ただ、波数があまりに少なく、セットはダンパー。
それでも人が少ないのは不幸中の幸い。
“小波上等”の『Ellis Ericson Tri-Plane-Glide 8’0』で2時間ほど遊ばせていただいた。


海から上がったら『魔改造カップヌードル』食べて、海を眺めながらシエスタと洒落込む。
ここでもEcoFlow WAVE 3が大活躍。いやむしろこの時の方が快適指数が高く、その存在がありがたかった。
クーラーの効いた別荘で、窓を開け放って昼寝する。なんて贅沢な時間なんでしょう。
さっき、長い時間波待ちしている時にフと「なんかワックスがきったね〜〜な〜」「そう言えばもう何年も塗り替えてないぞ」と思いたち、暇に任せてTPGのワックスを塗り替えることにした。
いい機会なので、買うだけ買って使っていないワックススクレパーを同時に使って使い心地を試してみた。

まずは『The Scraper』。
しなるほど薄くされたステンレス製の刃が特徴。っていうより、そもそも鉄製のスクレパーって珍しいので買ってみた。

つづいては『WAX FRESH SCRAPER』。
こちらも既成概念を軽く吹き飛ばす異形が特徴の次世代型。

一般的なプラスティック製の『WAX BUDDY』も比較対象に併せて使ってみた。
言ったように曇りなので、炎天下のようにヌルッとは剥がれてはくれない。むしろスクレイパーの比較には好都合。何より、炎天下ではベースワックスは溶けてしまって塗れないので曇りを選んでいる。
結論としては『The Scraper』が私には一番使いやすかった。
一番に削れ味が鋭いのは『WAX FRESH』で、面白いように古いワックスが剥がれていった。
ただ、WAX FRESHは私の手には少々小さい。それこそ炎天下であれば何の問題もないのでしょうが、ワックスがあまり緩くなってくれないこの気温だと握りが小さくて手の平が痺れてくる。
The Scraperも小さいのですが、歯に人差し指と中指を添えるようにするとただ握っているよりだいぶラク。
ちなみに、「根こそぎ感」は引き分け。一通り剥がしてリムーバーを塗布し、軽くもう一往復すればツルッツル。
ちなみに、板状のWAX BUDDYはこの2つとは全く比較にならないほど手が疲れるし剥がれてもくれない。炎天下での緊急事態限定工具といったところ。

なんだか黄ばんできているのはご愛嬌。EPSの弱点といったところか。PUよりも日灼けする。コンパウンドで磨けば多少は消えてくれるのでそのうちやることにする。
このあとの第2ラウンドもサイズアップは見込めない。TPGで行きたいのでせっかくのツルツル素肌でしたが即ワックスアップ。

愛用の『ALTERNA SURF WAX』の販売中止が決定してしまった。またサーフワックス難民だ。
以前も愛用のワックスの販売中止を聞きつけ、慌てて買い占めに走ったら、オーガニックなだけに賞味期限があるようで、ほとんど捨てることになってしまった。と、頭では分かっているのですがやっぱり買い占めてしまった。
前に使っていたものは家内制手工業製品だったこともあってより賞味期限が短かったのだ。と思いたい。
ALTERNAはそちらよりも賞味期限は長いように思われるのですが・・・ほとんど祈るような気分。今度は腐らないでね。

第2ラウンドは少しサイズが上がり波数も増えたものの、基本的にラインダンパー。
ただ、1箇所レギュラーが切れるところを見つけてそこに居座った。
もちろん必ず切れてくれるわけもなく、何度か背負い投げに遭ったが、それも含めてスリル満点な波乗りを楽しませていただいた。

夜は近くの道の駅で、温泉施設もある『道の駅ならは』へ。
すぐ近くにある豚丼の店『豚壱』で、美味しい豚丼とともにカッチカチに凍ったジョッキでサーブされるスーパードライをいただいた。ゴッキュゴキュに喉を鳴らしまくった。
そのあと、駐車場で仙台方面から南下してきたOYくんとウッチーを見つけて、道の駅の食堂でちょいと呑んだ。
あ〜〜〜サーフトリップも最高だ〜〜〜〜〜
ツーリングと甲乙つけられないな〜〜〜〜〜
俺の人生には楽しいことしかない〜〜〜〜〜(と信じたい)。
(つづく)
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