台風10号は、こちらの都合と噛み合わず、その恩恵に預かることはできなさそう。
こうなると台風にはさっさと行ってもらって、たとえ小さい波でも平常運転に戻っていただきたい。という気持ちにさっさと切り替えるわけですが、平常運転に切り替わるそのちょっと手前に台風スウェルの残り香を嗅ぐワンチャンが訪れた。
台風10号がちょうど千葉沖を過ぎた8月最初の日曜日。
台風の残したウネリは南寄りを維持しながら、台風が東北方面に進んだため風は北寄りになった。
これは間違いなくあのポイントの波が上がる予報!
ここで行かずに一体いつ行くのか!
と、かなり都合のいい責任感に背中を押され、土曜の晩に埼玉の家を出発した。


場合によってはウネリを拾い過ぎてジャンクになってしまうかも。という心配もありましたが、いつもより早い5時に駐車場で目を覚ますと、残りの駐車場も埋まり始めていた。こりゃあ急がねば!と、取りも直さず海に向かうと、つながり気味ながらもハラサイズの波が常にブレイクしており、たまのセットではムネを超える波も入ってきていた。
しかも波数も適度で、波間も十分に残されていてゲッティングアウトもラクラク。
とはいえ、私がここで出会ったベストな波を100としたら、この日は70といったところ。
なかなか最高を更新できない。
そのときは特に波情報も気にせず、気まぐれに行ってみたら大当たりだった。
波情報なんてものを目くじら立てて見るようになってから、ここに限らず行き慣れたポイントでのベストは更新できていない。波は無欲な方が当たる気がする。



もちろんこの日も、否、この日だからこそ『Ellis Ericson First Model』一択。
サイズが上がるとさらにその乗りやすさが際立つ感じ。
私でも躊躇なくキレ上がる胸サイズの波に挑んでいける。勇気をくれるボードだ。
もちろんそれはどこの波でも同じように勇気をくれるというわけでもなく、基本的に厚めの波が多いこのポイントならではの恩恵でもあるのですが、だからこそここでサイズのある波に出くわしたい気持ちが大きい。


時間の経過とともにつながりはじめてしまったが、それでも十分切れ目を見つけられる。
こうしてあとから画像を見返してみると、この日はグーフィーの方が切れているように見えるのだが、この日の私はほとんどレギュラーの波に乗っていた。俺の現場判断は間違っている??


そうこうするうちにサイズダウン。
コシを超す波はダンパー気味に割れるようになってしまったが、それでもいつも通りの良い波ではある。
この日のパーティータイムは8時くらいまででしたが、サイズのある波にチャージしつづけられたので、満足感はかなり高い。

その頃から第二陣が入ってきて混みはじめてきたので、入水から3時間を前に上がることにした。
6時から9時前までやってさっと帰る。なんて大人の余裕。と言いたいところですが、さっさと家事に戻らねばならない。

いんや〜〜〜、それにしてもFirst Modelは楽しい!
とても良い思いをさせてもらったので、そろそろ別のボードにも乗らないとだな〜〜〜
とか、つい贅沢なことが口をついて出てしまうくらいに、ここのところサーフィンも充実している。
良いことの後には必ず悪いことがやってくるのが私の人生なので、この後に来るであろう揺り返しが怖い。
まあ心配していても仕方がないので、調子の良い時はそのまま突っ走るに限る。
いてまえ〜〜〜〜
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