2023 11/25 @千葉北ポイント 久しぶりのTPGから感じること多し

沖縄に移住したatuがこっちに出張で来たタイミングで波乗り。
沖縄なんて波乗りし放題だと思われるかもしれないが、
コロナ禍以降、結局atuの仕事は本州がメインに戻ってしまい
沖縄の家に帰るのは半年に2〜3日だけという沖縄移住意味なしの状況。
しかも、本州全域に出張に出るため沖縄にある自家用車を乗って行けず
波乗りの道具を持って移動できない。
つまり、沖縄在住でありながらまったく波乗りができていない。
そんなわけで、こっちに来たときくらいは道具を貸して付き合ってやることにする。

OYくんに連れられて千葉北某所に現れた沖縄県民。
「沖縄は20℃を超えて温かい」だの
「コッチは水が冷たい」だの
付き合ってやってるのに文句が多い。

この日のこちらの旭市のポイントはサイズモモ〜コシ。
ほとんどリハビリ状態のatuにはうってつけ。
心配された風の影響もなく、朝のうちは波数もそこそこあった。
沖縄県民には冷たいかもしれないが、水温はそれほど低くなく
セミドライを着ればまだブーツもいらない程度。

atuが「エリス・エリクソンに乗ってみたい」というので
「Hybrid Hull」と「Tri-Plane Glide」を持って来た。
atuがまずはHybrid Hullに乗りたいというので
久しぶりにTPGで入ることになった。

Hybrid Hullを手に入れてから、その万能ぶりのおかげもあって
TPGにはすっかり乗らなくなってしまっていた。
明らかな宝の持ち腐れを気に病んでいたいたりもしたのでこれはとても良い機会。

ただ、久しぶりだからこそ思うトコロは多い。
TPGからHybrid Hullに乗り換えた時はHybrid Hullのあまりの万能性に舌を巻いたが、
その逆となる今回の乗り換えの方がTPGのことをより理解できた。

エッジのもつターン性能と、エッジならでは足応えに、
走り出しの良さ、安定性をも確保した、ほぼ万能と言っていいHybrid Hull。
そういう見方をすると、そこから更に安定性を引き上げたTPGの存在価値は
私の乗り方とよく向かうフィールドの特徴を考え合わせたときに
少々希薄になってしまっていたのですが、
Hybrid Hullに“途方もない伸び”を加えるという、
これまた神業が加えられていることを改めて確認できた。

TPGの安定感を損なわずにターンのキレを底上げされたHybrid Hull。
Hybrid Hullのターン性能には及ばないものの、
エッジらしい浮遊感と滑空感を極限まで引き上げたTPG。
似て非なるこのふたつのエッジボードを所有することの意義は想像以上に大きい。

なんでもまとめてひとつで対応させたいとか、
合理主義でボードを見てしまうクセがあるので
ついついHybrid Hullを出しがちな私ですが、
この「伸び」を堪能したいときにTPGを出せばよいのだ。

昼に向けてだんだんと波数が減ってきた頃に3人して電池切れ。
それでも3時間以上海にいた。

昼メシを食べ終わった頃から南風が強まり自動的に終了。
近くの温泉施設でたっぷり湯に浸かり
旭市内の居酒屋で宴会して22時には就寝した。

波〜風呂〜酒。
それぞれに溺れる最高のルーティン。

今回はなかなかに気づきの多い波乗りと相成った。
それはatuも同じだったようで、Hybrid Hullをいたく気に入った様子。
atuの欲求不満はかなり溜まった状態だったので、
魅惑のエリスエリクソンの“沼”に落とすのは造作もないことだった。
これまでは私がatuにサーフボードの沼に沈められてきたが
今回は私がatuを沼に沈めてやった。
なんちゃって沖縄県民、散財決定。

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