【BMW R18】シリンダーヘッドカバーをカーラッピングフィルムでマットブラック化する!

R18のカスタマイズを進めるうちに、少々見た目がワチャワチャして見えてきてしまった。
「ちょっと行き過ぎたな」と感じる部分もあり、一旦シリンダーヘッドモールを外して様子をみていた。
サイドカバーもカーボン製のものを手に入れたのですが、それもワチャワチャの一端を担ってしまっているので着けたり外したりして様子を見ている。換えりゃあいいってもんでもない。三歩進んで二歩下がる。
とはいえ、パーツ自体はとても気に入っているので、なんとか装着したい。といった、とてもフクザツな心境。

こういうときはプロのカスタマイズを参考にするに限る。
タンクにだけカラーを入れて差し色にしているな。
フロント21インチ、リアは18インチだろうか。
やはりエキパイはマットブラック化。
フルエキではなくスリップオンマフラーを採用しているのですが、あえてカバーを外し、隠蔽されていた複雑な形状部分を黒塗装して剥き身にしている。この手もあったか。などなど。
プロのセンスには見習う部分が多い。
それはさておき、やはりこの純正アクセサリーのシリンダーヘッドモールを装着するヘッドカバーはマットブラックの方が合うようだ。

シリンダーヘッドカバーのマットブラック化に際しては、やはり塗装してしまうのが一番手っ取り早いのですが、車体のカラーイメージとなるボディパーツの少ないR18 Pureにとって、タンク、フロントフェンダーと揃いとなる、このグロスブラックのシリンダーヘッドカバーの醸し出す統一感も捨てがたい。

こんな感じで“行ったり来たり”を繰り返したいので、正直に言えばそれぞれのカラーのパーツを持っておきたいのですが、そうもいかない。かといって思い切って塗装してしまえば元に戻せなくなる。
そこで、カーラッピングフィルムを使ってマットブラック化してみることにした。

ヘッドライトとメーターのメッキトリムをラッピングフィルムでブラック化したことはありますが、ただの輪っかだったものと較べ、シリンダーヘッドは形状が100倍複雑。
Youtubeでクルマのドアミラーをラッピングする動画なども見られるのですが、見るのとやるのとでは大違いなのは言わずもがな。
しかもクルマのパーツよりもずっと小さく、複雑な形状を持ったオートバイのパーツをきれいにラッピングできるかどうかは出たとこ勝負。とはいえ、やってみなければ、どんなもんかも分からないままだ。
そういうときにこのラッピングという手法は値段も手頃だし、とても理に適っていると思う。
肩の力を抜いて、まずはチャレンジ。

ちなみに。
こちらの製品は「ラッピングシート」ではなく「ラッピングテープ」であると説明されていて、それは広い面積で粘着力を発揮するものを小面積版にしているので、ヒートガンで伸ばしすぎると、素材が元に戻ろうとする反力で剥がれることがあると警告している。

そんな注意書きに気を揉みながらもなんとかやってみた。
立体造形を平面素材でどう包むのか。頭で考えていてもまったく分かりませんでしたが、やってみるとこのフィルムの構造がなんとなく理解できるようになる。
ヒートガンも使いましたが、フィルムは思った以上、というよりも信じられないくらいに伸びてくれる。
始める前はどうすると皺なく貼れるのだろう?と思っておりましたが、皺がなくなるまで伸ばせばよいだけのことだった。
ここまで引き伸ばしてもフィルムの質感に違いが出ないのだからたいしたものだ。
とはいえ注意書きにあるように、それにも限度があって、こうしたお椀型の形状の場合、そうしてフィルムを伸ばしながら巻き込みつづければ、最後には“皺寄せ”がきてしまうため、どこかで辻褄合わせが必要になる。
プロはフィルムを分割して計画的に合わせ面を目立たなくするようでしたが、私にそんな気持ちの余裕も技術もない。

ただ、皺の寄った見苦しい箇所は、都合よくカバーで隠れてしまうので、ひとまずはこれでイイノダ。

調子に乗ってインシュレーターカバーにもラッピング。
ただのチューブ状であればなんてことない施工なのですが、このカバーは途中でくの字に折れ曲がっている。しかも、ご覧のようにバルジ状の膨らみがあって、見た目以上に複雑な形状となっている。
こんな複雑な凸凹に果たしてフィルムが追従してくれるのか?こんなに伸びてくれるのか?一体どうすればラッピングできるのか、想像すらつきませんでしたが、やってみたらなんとかなった。
まさに為せば成る。仕上がりはそれほど良くもないが何事も経験。

明らかに素材の粘着限界を超えているようで、バルジの際の部分が剥がれて気泡が湧いてきてしまう。穴を開けて空気を吐き出して慣らしても、またすぐに剥がれて気泡になってしまう。
ちょっと見てくれが悪いので、これに関してはマットブラックのままいくと腹が決まればいつか塗装してしまおう。こうして変更後の印象が確認できれば十分だ。

といったわけで、パーツ単体で眺めていると気に入らない部分も多々ありますが、こうして装着して全体像で見れば、暫定仕様としては十分と言える仕上がり。木は森に隠すに限る。

ROLAND SANDSのシリンダーヘッドモールとの相性もさることながら、シリンダーヘッドとインシュレーターカバーが艶消しブラック化されると、機械としての存在感や力強さが増して、クラシカルな印象が高まった。
OHVエンジンによく似合う。
う〜〜〜〜ん。素敵だ。

どちらもまあまあエンジン熱に晒されるパーツなので、ラッピングフィルムの耐久性にも興味が湧く。
まずは劣化の推移を見守って行こうと思いますが、ひとまずはこれで満足。

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