翌朝。
道の駅で目覚ましに起こされると、この日から参戦するイノッチから「いい波来てますよ」のLINEが入っていた。
こうしちゃあいられない。と、とりも直さずポイントに急行した。

イノッチが到着した5時半の時点よりも下がり気味だったようですが、それでもサイズはムネ〜カタ。
おお〜〜これはヤヴァ〜〜イ。


ここぞ!とばかりに『Ellis Ericson First Model』を車から引っ張り出し、慌てて海に飛び込んだ。


実際に海入ると、駐車場から眺めていた印象よりも割れづらい波。
ピーク付近は人も多かったこともあって、なかなか良い波を捕まえられませんでしたが、それでも今季最高のやつに乗らせていただいた。
割れづらいので波ごとにブレイク位置を予想して前後左右に位置取りを変える必要があり、それを周りのサーファーとの位置関係の中でやらないとならない。
でも、くじ引きのように自分のところに引き寄せられれば、見た目には速く見えても、テイクオフは厚めの乗りやすい波で、そのあとフェイスが立ってくるのでなかなかにキレた波乗りができた。
感無量。

2ラウンド目はハラ〜ムネ程度までサイズが下がったものの、散らかっていたブレイクがだいぶ絞れてきたた。ただ、ムネを超えるサイズはダンパー気味になってしまったことと、速い波に見えても、テイクオフの刹那にリップの下からまるで舌ベロがせり上がってくるかのように波が重なってしまうものも出てきた。
すかさず『Tri-Plane-Glide』に乗り換え、本数と距離狙いに切り替える。
テイクオフはしやすくなったため、1ラウンド目よりはずっと数に乗れるようになったわけだが、それでも常時ハラを越すサイズ。
1ラウンド目もだが、インサイドで白波に捕まりづらく、ゲッティングアウトもラク。
こういったサイズ大きめなのにコンビニエントな波乗りはウェルカムだ。

休憩中、OYくんに『EcoFlow WAVE 3』を試してもらった。ほとんど営業マン。
やはり専用の窓シートはハイエースやキャラバン用にできているんだな。ということが痛いほどよくわかるの図。
ピッタリじゃねーかよ。


そのあと、この時期でもまだ開いていた海の家でジョッキ生を大ジョッキでいただき乾杯!
良い波だったことを言い訳にするわけではありませんが、そのあとガッツリ昼寝して、写真を撮ることも忘れて遊び呆けてしまった。
夜は夜で、OYくんが見つけてくれた夕飯の店も旨かった!のですが、ここでも写真を撮るのも忘れて楽しんでしまった。
そして最終日

翌朝。
残念ながら最終日は予報通りに北寄りの風が強めで状況は下り坂。
北側から順にポイントをチェックしながら南下して、結局ウェストコーストまでやって来たのはいつも通り。
どういったわけか福島トリップの最終日はいつもこの展開になる。ある意味お約束。


ここは北風を避けるポイントとはいえ、ウネリは弱めで波数は少ない。
防波堤から眺めて一旦様子見を決め込むも、そのあと多くの波難民たちがこちらに避難して来た。
我々を横目に次々に海へ向かっていくところを見させられると気が気でなくなってしまう。


結局そこからいそいそと準備を始めて小波の海に飛び込むことにした。


3箇所くらいブレイクしているのですが、言ったように波数は少ない。
中でも大きいいのは沖に向かって左側のアウトサイドで、当然のようにイノッチはそこまで出ていく。
ただアウトの大きい波はミドルで消えてしまうので、滑走距離に優れるTPGに乗る私は、ミドルでその消えかかるブレイクを狙う。


そちらの波はスープから走り出してもインサイドに向けてコシくらいにリメイクされるので、インサイドに向けて結構な距離を滑ることができた。
もちろんTPGならミドルで消えかかる波にもついて行ける可能性が高いので、そのままインサイドまで超ロングクルージングを楽しめるのですが、一回それをやったらもう100メートル以上パドルアウトする気力も体力も、3日目の私にはすでに残ってはいなかった。

このトリップの最終ラウンドは1時間だけとなってしまいましたが、3日間トータルで見渡せば、とても内容の濃い1時間のラウンドをこなすことができた。
そんなわけで、まだトリップをつづける3人とは別れ、私はここで帰路に着くことにした。


往路を下道で済ませたので、復路は高速道路でサクッと帰ろうと思っていたのですが、あまりの天気の良さについドライブ気分が盛り上がってしまい、結局下道で埼玉まで帰ってしまった。
先日の山形ツーリングでも福島の山間部を走りましたが、どれも気持ちの良い道ばかり。
やっぱり福島は海も山も、私の期待を裏切らない。
あ〜〜楽し。
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