BMW R18への道 Part8

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ボバーキットの装着作業が始まったとのことでまたディーラーまで見に行ってきた。

私なら、これくらいの作業内容なら半日で済ませてしまうところですが、
さすがに正規ディーラーの作業は丁寧だ。

納車整備も併せて行われているし、
担当の整備士の方も私のオートバイに付きっきりで作業できるわけではない。

何より、こちらのBMW Motorrad さいたまCityさんの整備スペースは、納車整備、
点検整備などの車輌でいつも満車状態。

チャッチャッと作業を済ませて欲しいとは1mmも思わないが、なかなかもどかしい。

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ただ、組み込まれる前のオプションパーツや外されたノーマルパーツを眺めるのはそれだけでも楽しい。

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こちらの画像は別のR18なのですが、この画像でフェンダーに見えているのは実はサブフレーム。
フェンダー自体も頑丈な金物なのですが、
その内側に沿うように作られたアルミ製のサブフレームでタンデムの体重や大型のパニアケースを含む積載物の重量を支えている。

一般的なパイプで組んだサブフレームよりスペース効率や、後付けパーツへの汎用性に優れているようには感じるが、
重量的にはどうなのだろう?
アメリカ人の楽観主義も甚だ疑問ではあるが、いくら何でもやり過ぎじゃないのか?とも思う。

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上の画像の左に見えるものが、私のR18から取り外されたリアフェンダーとサブフレーム、
リアランプが組み合わされた状態。
レーサーレプリカのサブフレームのように前側のポルト4点だけで支えられている所を見れば、その剛性の高さが理解できる。

実測したわけではないのであくまでも持ってみた感想でしかないが
7kgはあると思われるので、ボバーキットに換えることで、
マフラー、タンデムステップを含め4〜5kgは軽量化できるのではなかろうか。

300kgを超える車重に対しての4〜5kgなので、焼け石に水ではありますがそれでも軽くなるのはやっぱりウレシイ。

というように、荷重はサブフレームが支えているのでリアフェンダーに剛性は要らない。
それなのに、わざわざ重量増を招く鉄でできている。
これは鉄製の方が塗装ノリが良く均一で深い艶が出せるからだと思われる。

ちなみに、タンクも鉄製ですが、
国産の燃料タンクによく見られる上面と下面の繋ぎ合わされる箇所に設けられる
糊しろのような溶接リブがR18のタンクにはない。

製造工程を効率化するにはこうした面倒なことは避けるもの。
ハーレーのタンクでも同様の手法が採られるが、ドイツ人も負けていない。

さておき、リアフェンダーは1mmも走らせずに倉庫行き。
それがもったいなく思えるほど塗装を含めた仕上げはまさに息を飲む美しさ。

つまり、愛でる楽しさに関してもR18は一切の手抜かり無く生み出されている。
ということだ。

そして、
こうして実際の整備を覗かせてもらうと、
そうした作り手の意図を読み取れることに加え、
メンテナンスの時にジャッキを噛ませる場所など、ディーラーの作業もとても参考になる。

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というわけで、その翌日にも作業を見に行った。のですが、
まだリアフェンダーとウィンカーとナンバープレートの
フレームの取り付けが完了しただけ・・・
う〜〜ん、焦れったい。

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その2日後。
リア周りは完成し、いよいよハンドルも交換された!

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そしてそして!
さらにその2日後。

ついに完成!

と思いきや。
ここに来て問題発生・・・
なかなかにR18への道は険しい

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