UNIT GARAGEのTAIL TIDYを装着したい。と思ったのが運の尽き(破)

※『UNIT GARAGEのTAIL TIDYを装着したい。と思ったのが運の尽き(序)』を先にお読みください。

UNIT GARAGEのリアフェンダーを使うために、TAIL TIDYに代わるコンビネーションランプを検討していたら純正アクセサリーのミニLEDコンビネーション リアウィンカーを手に入れることができた。
使用に際しては使用電力量の誤差を修正するシステムの上書きが必要になるが、純正部品なのだから問題なく動作することはすでに担保されているので無用な心配もなく誠に話が早い。
というのが前回までのあらすじ。

そんなわけで、『UNIT GARAGE TAIL TIDY』を使ってみたいと思い立ってはじまったドタバタ劇は、「せっかくなのでUNIT GARAGEのリアフェンダーに交換したい」という新たな喜劇に上書きされた。

とはいえ、ミニLEDコンビネーション リアウィンカーを手に入れれば万事解決かと言うとそんなはずもなく、まず最初に立ちはだかるハードルは配線。
ボバーフェンダーに戻す可能性も最後まで残しておきたいので、ボバーキットに使われている純正のハーネスはいじらず残しておきたい。
不必要になったTAIL TIDYの配線を再利用することを考えていたのですが、どの配線がブレーキ、ウィンカー、ポジションの何の配線なのかを見極める必要があり、かなり面倒で頭の痛い作業が想定されていたのですが、これまたフリマサイトに救世主が現れてしまった。

まさに念じれば通ず。ハーネス付きのリアウィンカーのアッセンブリーが出品された。
嘘みたいな展開ではありますが、リアフェンダーだけで済む話のはずが、余計な出費が雪だるま式に膨れ上がっている。こちらのハーネス以外の部品はフリマサイトに出品して少しでも負債を回収したがそれでも大した出費だ。

といった下世話な話はさておき、これでカプラーも含めてそのままインストールできることになった。
もちろんこのハーネスがあれば、車体を完全なノーマルの状態に戻すこともできる。
そして、ミニLEDコンビネーション リアウィンカーも配線を含めてバラす必要がなくなったので、再販する可能性も残すこととなった。

そして、第2のハードルは設置場所。
ミニLEDコンビネーション リアウィンカーは、ノーマルのウィンカーのある場所にそっくり換装する目的で設計されているので、社外品のリアフェンダーに換装する目的の私の場合、なんとかして他の設置場所を見つける必要がある。

ただ、UNIT GARAGEのリアフェンダーを使うということは、リアタイヤから後ろに、ウィンカーを設置すべき構造物がほとんどないことを意味している。
道路交通法で「リアウィンカーは発光面の中心が150mm以上離れていること、地上2.3m以下でバイクの中心面に対して左右対称であること、ウィンカーの内側方向20°、外側80°の範囲のどこからでも視認できること。ブレーキ灯に関しては車体中心に対して左右対称にあること」が保安基準として規定されている。
ちなみに、車体中心に赤色のリフレクター(反射板)の設置も義務付けられているが、それに関してはひとまずあと送りとする。

TAIL TIDYと同様に、本音を言えば多くのカスタムビルダーたちがそうするようにシートの後方に設置したいところなのですが、配線をスマートに隠すことを含め、手に入れたミニLEDコンビネーションリアウィンカーを見栄えよく納めることができるそんな都合の良い部品なんぞ、どう考えても私には作ることができない。

というわけで、加工して設置することは諦め、届いたままの姿でどこか適切な設置場所をみつけないとならない。

ミニLEDコンビネーションリアウィンカーの土台の部分はノーマルウィンカーの位置に合わせて作られているので、先端の砲弾型のレンズ部だけ残して装着した方が設置場所の選択肢は増え、その方が見栄えも良いのですが、一旦配線を切断しないとレンズ部を土台から外すことができない。
配線は切断せずにできるだけそのままの状態を維持できた方が、のちのちの転売の可能性も残せるなど、メリットも多いので土台を含めてそのまま設置できる場所を探した。

届いた実物をあちこちに当てがいながら見つけた場所がこちら。
スイングアームのアッパーアームにステーを介して取り付けることにした。
あれこれ想像を巡らせていても答えは見つからない。やっぱり現物合わせが一番手っ取り早い。

直径30〜45mmのフロントフォークにウィンカーをマウントするためのステーを見つけたことが今回の難題をブレイクスルーできた一番の理由。これもオートバイ用品店で実物を見て確信を得ることができた。実物を見ることが想像力を一番に掻き立ててくれる。たいした勝算もなく思い切ってミニLEDコンビネーションリアウィンカーを買ってしまったのも、そうした経験則が元手となっている。って、もちろん買ったはいいが無駄に終わるケースも少なくないので決してオススメはしないが。

タイヤが跳ね上げた水や小石で不具合が生じる可能性もなくはない。絶縁テープや熱収縮チューブを多用してできる限り接続ケーブルを保護したが万全かどうかはわからない。

配線はフレームにタイラップを巻き付けて固定するのが一般的ですが、この場所は全体的なデザインに対してまあまあの影響力を持つため、タイラップをいくつも巻きつけると意外と目立つ。
とか思いながらAmazonを徘徊しこちらの自転車のワイヤー類をフレームに固定する『スレッドガイド』を発見。ウィンカーから伸びる配線をフレームの裏側に沿わせて隠匿しながら固定した。

このウィンカーは本来こういった使い方をするモノではないため、少々見た目が野暮ったいのは確かだが、小さいこともあってそれほど目立たないのでヨシとしよう。

というわけで、大きな2つの難題をフリマサイトによって解決することができた。
それで良かったのか悪かったのかは一旦横に置いといて、ここは素直に解決できたことを喜んでおくことにする。

まだシステムを書き換えていない状態ですが、この状態でハーネスをつないでみると、TAIL TIDYと同様にポジション灯が点灯しない状況だった。ってことは、ミニLEDコンビネーションリアウィンカー用にシステムを上書きすれば、TAIL TIDYも使えるようになるかも?

“ウィンカー設置場所問題”が解決し、これでやっとリアフェンダーに換装することができる。

つづく

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