サーフワックスをかけるのはまあまあメンドクサイ。
そして、古いワックスを剥がすのはもっとメンドクサイ。
気温が20度を越して来た初夏の頃合いに「心機一転」という気合とともにワックスをかけ直す方は多いと思う。
サーフボード用のワックススクレイパーは、塗装などを剥がす工業用のスクレイパーと同様、へら状のものがほとんどで、材質が気持ち違うかな?程度で基本どれを買っても変わり映えのしないモノだ。
そうしたことも面倒なワックス作業への意欲を削いでいると、モノ好きな私なんぞは思うわけで、案外そういう方は多いのではなかろうか。
といった市場へのリサーチがあったのかどうかは知らないが、へら状とは一線画す、ほとんど未来と言っていいカタチをしたスクレイパーが登場した。
それが『Wax Fresh Scraper』であります。
この奇抜な形状によって、ほとんど力を入れなくてもスクレイパーのエッジをワックスに食い込ませることができる。一度に削れる面積はへら状のスクレイパーに較べれば、いいとこ半分程度の幅しかないのですが、逆にがっつり“深剃り”してくれるぶん同じ所を二度三度と往復する必要がないため、むしろ効率的。
「深剃りで肌に優しい」のは髭剃りと同じで、ボード表面を傷めるような感触はまったくない。
もちろん、ワックスをユルく溶かしてくれるだけの気温が重要なのは言わずもがなだが、こちらの方がもう少しワックスが硬くてもイケそうな気がする。
何より、次のワックス剥がし作業に気兼ねがなくなったことが、私にとっては一番大きいことだな。
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