【BMW R18】硬い足回りをなんとかしたい その2:リアサスペンション実走編

私が望むサスペンション。
それはストロークが長く、
そのストロークぶんしっかりと動き、
それでいてキッチリと抑えが効いていて
ピッチング方向の姿勢変化が少なく、
コーナーの早い段階からリアステアに
持ち込める。そういうサスペンション。

縮むときは長〜く素早く動いて
衝撃を吸収し、
適度に姿勢変化を抑えながら
タイヤに掛かった荷重を抜かずに
ゆっくり伸びる。
そういうサスペンション。

そうした理想に対して、R18の
サスペンションは、硬くて縮まない。
縮んでもビーンっとすぐ伸びてしまう。
確かに姿勢変化は少なく、
路面のよい高速道路などでは
素晴らしい乗り心地となるが、
60km/hあたりで路面の悪い道を
走ったときの乗り心地はかなり悪い。

そんなノーマルR18の
1:段差で強く跳ねる 2:ハンドルが切れ込む 3:ド・アンダーステア
な乗り味をなんとかしたい。

2023_0917-29.jpg

兎にも角にもバネレートが硬すぎる。
そして、前後バランスという意味で、
フロント荷重が大きすぎる。
それらを改善するために、
車高調整の付いたYSSサスペンションで
リアを1cm下げてみることにした。

では早速試乗してみよう。

2023_0926-27.jpg

とか、さんざんもったいぶっておいて
アレですが、結論を先に述べますと、
上の3つの問題が 8割方解決してしまった。

リアのバネレートが適度になったぶん、
リアが良く動くようになっていて、
段差をスッといなしてくれている。
中でも乗り心地はかなり向上した。

ハンドルの切れ込みは まだ残るものの だいぶ軽減された。

間違いなくリアの車高を下げたことが
すべてに関して良い方に効いている。
ターンインの スムースさに関しては まさに目からウロコ。
きちんと弱アンダーの域に留まっている。

弱アンダーと言っても
ホイールベースが長いオートバイなりの
ものでしかないが、フロントがリアに
押されて急に飛んで行ってしまいそうな
怖さはほとんどなくなった。

これで一挙に解決!
と言いたいところだが、
サスペンションに限らず、
これができる限りのベストなのかどうか、
この方向で外すまで探らないと
チューンナップはゴールにならない。

何より、サスペンションセッティングは
前後の連携によってのみ完成する。

とかいうそれっぽい理由は半分ウソで、
方向性が見えてくると
更に欲が出てきてしまうだけだ。

2023_0917-9.jpg

リアの車高を1cm下げただけで
これだけ良い結果が得られてしまうと
全長をもう5mm短くして、
車高ももう1cm下げてみた状態も
試したくなってしまう。

だが、私が購入した、
ノーマルと同じ長さに設定された
リアサスペンションだと
もうこれ以上リアの車高を
下げることはできない。

試しにプリロードを5mm戻して
擬似的にリアを下げてみましたが
そうするとまたギャップに弱い特性が
出てきてしまうのはノーマルサスと同様。

この仕様でサスペンションの全長は
(前後取付穴間)385mm。
ローダウンされたリアサスの方でも
この全長は試せたし、さらに
380mmだって試すことができた。
何なら375mmだって試せた。

ローダウンの方を買っておけば
もっといろいろ試せたな〜〜〜

いや。ここで短絡的に
ローダウンサスに買い換えてしまう前に
試しておかなければならないことがある。

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