4年目のEarth Hopper

今シーズンもEarth Hopperを購入した。

21-22 ¥29,800(60回)
22-23 Standard¥29,800(16回/早割/定価:¥38,800)
23-24 Standard¥39,800(16回/早割/定価:¥42,800)
24-25 Standard ¥49,800(Early Bird 14→15pt)

と言うように、確実に値上がりの道を辿っている。
今シーズンから一回2pt利用料の要るスキー場もあり、2回利用可能ながら、そうしたスキー場の一日券を2回利用すると4pt消費してしまう。これもあからさまな値上げだ。

各スキー場のリフト券自体の価格が上がっているし、それも原材料費の高騰、戦争による資源物資の高騰、円安などによる物価高が背景にあることなので、これはリフト券価格だけの問題ではないことは頭では分かっている。でもだ。
2年前に1日券の値段が¥8,800となり、かなりの衝撃を受けたルスツですが、今年はなんと¥14,500!
なんと2年間で65%も値段が跳ね上がったことになる。
今シーズンから『Mt.T』に改名する天神平のリフト一日券は¥9,000。なんて話を聞くとかなり萎える。
ルスツは25時間券¥35,000、Mt.Tはシーズン券¥75,000と、要は繰り返し訪れてくれる人にお得感を醸成することが目的なのだろう。一箇所に留めさせずに回遊させることを目的としたEarth Hopperとは真逆の発想だ。

外国人に人気のスキー場などではそれ以外の利用料も値上がりし続けている。
国内のウィンタースポーツ人口は減少していることもあり、国内市場のパイが狭まっていることは間違いがないので、その分をインバウンドに求めるのは当然の論理。日本人は二重価格が苦手であること以前に便乗値上げは得意だったりするのでインバウンド価格の設定とか出来なさそうな気もする。
スキー場には生ビール代くらいしか落として行かない私が言えた義理ではないことは重々承知しているのですが、外国人スキーヤーが多く押し寄せるようなスキー場には足が向かなくなりそうだ。
むしろEarth Hopperに入っていないようなローカルなスキー場を目指すべきなのかもしれないなあ。

と、ついつい恨み節になってしまうのですが、こうしてEarth Hopperの変遷を並べて見れば、自粛期間を経て人々をスキー場に戻すべく始まったこの企画は、1回目の価格と条件がべらぼうにお得だったので、それ以降の値上がり感が逆に「べらぼう」に感じてしまっているだけだということがよく分かる。
もちろんEarth Hopper事務局の利幅が増えたわけでもなんでもない(よね?)。

クルマで2時間圏内にルスツがあったら通い詰めてもいいと思えるけれど、そんな素晴らしい環境に暮らしていない私はやはり、妙高やら、白馬やら、上越やら、片品やら、(できれば東北にも)に満遍なく通いたい。
加えて、早割をかき集めたり、それを使い切れるように管理したりするのが超苦手な私にとって、Earth Hopperの存在にかなり助けられているのは間違いない。
年々そのメリットが薄くなってきていることは確かだが、見つめるべきはそうしたネガティブな面ではなく、ポジティブなメリットの方に目を向けるべきだと再認識の2024〜25シーズンであります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次