金精峠、日光、宇都宮、秩父、奥多摩と、
近場を走るネタもそろそろ尽きてきた。
なんならもう一回ずつ行っても良いくらい
お気に入りの道ばかりなのですが、
なんとかもう一箇所くらいはひねり出したい。
ちなみに、
千葉や伊豆の道ももちろん素晴らしいのですが、
海通いで使っている道は、既視感がありすぎる。
って言うか、行くとサーフィンしたくなって
しまうので一応避けているのですが、
いよいよとなれば行くしかないだろう。
というわけで、今回は群馬の西側、
榛名山に向かって走ってみた。
群馬と言えば『頭文字D』で
藤原拓海がホームコースにしていた
秋名山の由来となる榛名山と、
赤城レッドサンズのホームである赤城山、
そしてその奥に鎮座する妙義山は、
上毛三山と呼ばれ群馬を代表する山々。
埼玉から17号線で北上していくと
右に赤城山、左に榛名山がず〜〜〜っと
鎮座しているので、嫌でも目に入る。
冬は赤城の方にばかり行くので、
榛名山の方にはあまり行ったことがない。
今回はその奥の妙義山にも寄ってみようと思う。
特に何か興味があったわけでもなかったのですが、
最初の休憩地点として『箕輪城跡』に立ち寄った。
『城跡』というくらいなので、
本丸も天守閣もない。
そのため城見物感はかなり薄いが、
そのぶん創造力が試されるのは
ちょっと楽しい。
箕輪城跡をあとにして、
『榛名南麓広域営農団地農道』を走る。
ここがまた素晴らしい道でありました。
まさに灯台もと暗し。
「ディスカバー近所」の代表格のような道。
妙義山を見上げる絶好の場所にあるのが
『妙義山パノラマパーク』。
そのすぐ下に道の駅もあるので気を付けたい。
ただ、こちらには道の駅のような
ホスピタリティはない。
ジュースの自販機すらないので注意が必要だ。
この辺りには奇岩怪石の鋸歯状の岩山が
これでもかと連なるのですが、
その中でもこの妙義山と荒船山は
格別の存在感を放っている。
上の画像の中ほど右側に「大」の字が
見えるのだが、なんとここには登山コース
があり、ここはまだそのコースの途中。
しかも、それでも妙義山を巡る登山コースの
中級コースなのだそう。
山好きの熱意にはほんと頭が下がる。
パノラマパークから神小坂四ツ家妙義線を
下って254号線に出る。
254号線を走っていれば自動的に私の家の
前に着くので、長野方面からの帰り道で
よく使う旧知の道。
先日の松本からの帰り道もここを走った。
この辺りの254号線もとても良い道なので
何度通っても飽きないのですが、
今回は味変の意味も籠めて世界遺産に登録される
『富岡製糸場』に寄道してみようと思いつき、
いつもの道を逸れてみることにした。
のですが、富岡製糸場の周りは
民間の有料駐車場だらけで
その客引きがいちいちメンドクサイ。
まるでどっかの海水浴場か盛り場みたいだった。
なんだか気分がゲッソリと引いてしまったので
止まらずにそのまま帰ることにした。
こんな場所でも世界遺産に登録できるんだな。
横浜の『赤レンガ倉庫』の方が
よっぽど自治体の管理が行き届いている。
少なくともオートバイでは
もう二度とここに足が向くことはないだろう。
といった具合に、残念な幕切れとなったが、
今回の見所は『榛名南麓広域営農団地農道』。
この道はオススメの絶品ロードであります!
関東圏の方、是非っ!
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