東北5Daysトリップもいよいよ最終日。
体力も気力も漲っている。オレってば意外と元気あるぞ。
この日向かうのは白石駅から30分程度のところにある『みやぎ蔵王白石スキー場』。
ガチのローカルスキー場なのですが、逆にそこが楽しみ。

スキー場に近づくにつれ風が強まってきた。
駐車場ではまあまあの強風。「大丈夫なの?」とか思うのは関東のもやしっ子だけかもしれない。
皆さん到着するや否や、風などお構いなしに次々とゲレンデに向かって行かれる。
さすがにインバウンド客もいないし、祝日の割には空いている。
はじめて来たのに懐かしさすら感じさせるスキー場だ。
バブル期のスキーブームの後からほんの少し前まで、スキー場ってこういう感じだった。

ザ・一日券!
久しぶりすぎてパスケースなんて持ってきていない。お土産気分で購入。¥200也。

すぐ目の前の『ファミリーコース』からすでに美味しそう。
マッツンと二人、中斜面に向かわずにこの緩斜面ピステンを美味しくいただくことにする。
ちなみに、営業開始前にすでに入っているトラックはパトロールのものと思われる。
問答無用でコースのど真ん中に引かれたトラックがなんとも男らしい。
こういうのも昭和クラシックな感じ。

んで、このなんてことない緩斜面がまた実に美味しい!
いい具合に緩んだ雪面は、とにかく噛みまくる。そして走りまくる。

リフトに乗るとゲレンデの痛々しい姿が露わになる。
2月だと言うのに、幸か不幸か、ほとんどこれがラストチャンスのタイミングだったようだ。


中斜面ほどの斜度があれば旨みは更に5割マシ。
不思議なもので、これだけ春雪を味わってしまうと脳みそが勝手にシーズンアウトな信号を発してくる。
いかんいかん。

3本ほど回したところでユカチンと子供たちと合流。
ただ、滑走3日目ともなると飽きるもの早くなるようで、子供たちはすぐさま離脱。

というわけで、早めにユカチンとのセッションとなった。
しかも、リフト降り場の雪が融雪によって作り直しになったということで、営業が開始されていなかった『第2リフト』がこのタイミングで営業開始となった。
画像はもうだいぶ回した後のものですが、最初に来た時は写真を撮るのを忘れるほど、ビシッとピステンがかけられていて、まさに激ウマ斜面。
マッツンと滑った朝イチも良かったが、ユカチンと滑ることになったこの時の『Pコース』がこの日のベストだった。

そして、この時がこれまでで一番、IMPOSSIBLEのカービング性能を引き出すことができた。
だいたい春雪というのは3割増しで上手くなった気にさせてくれますが、まあまあのスピードを維持したまま、ガッチガチに噛み込んで、グリングリンにターンして行ってくれるなど、ただでさえ操作性の高いIMPOSSIBLEの調子を、さらにアゲ上げにしてくれる。
IMPOSSIBLEサイコ〜〜〜〜〜〜・・・あ、言っちゃった。
IMPOSSIBLEに乗るのはこれで8日目。
今シーズンの激しい気候変化のおかげで、この8日間で引き締まったピステンバーンも、フカ深かのパウダースノーも、荒れた斜面も、春雪も、一通りIMPOSSIBLEで滑ることができてしまった。
繰り返しになりますが、IMPOSSIBLEはどういった斜面であっても、その操作性に大きな変化がない。
そして、どんな斜面であっても高い官能性をも披露し続けてくれる。
あくまでも(私の思う)スノーサーフという範疇の中での評価にはなりますが、いつでも何処でもハズさないどころか、楽しさまで維持してくれるのがIMPOSSIBLEのスンゴいトコロだ。
この日のシャウダー動画を撮っておけば良かった。とも思うけれど、きちんと向き合いたいのであれば撮影は控えた方が良いことも多い。その典型のようなシーンだった。
IMPOSSIBLE買ってホントヨカッタ。
負け惜しみでもなんでもなく、心からGLIDERの抽選に外れてヨカッタと思う。

この日のベストシーンはまだあって、何よりお伝えしておかないとならないのは、ここのゲレ食の美味しさ。
朝から美味しそうなラーメンの香りがセンターハウス内に漂っていて、インスタントではなく「今まさに出汁から支度してます」感がビンビンに伝わってきていた。
しかも、ミニカレーセットが設定されているところがまた昭和な人間にはたまらない!
お味の方は、種も仕掛けも何の変哲もない、極めてフツーの味噌ラーメンなのですが、何よりそれが美味い!
これぞザ・ゲレ食!これまた最高だ。

上空をブンブンに雲が流れていくのですが、この分厚いモクモクの雲だけは微動だにしない。
そしてこの雲の向こう側では雨が降っているように見える。
ここが気圧の谷になっているようだ。つまりもう少し北に進むとこの日は雨だったということ。
春雪でもなんでも、こうして晴天の下滑れていることに感謝しないとならん。

最後にもう一度、マッツンと2本滑り、5日間に渡った東北トリップを〆た。
やっぱり仲間とするトリップは楽しい〜〜
ほとんど「植民地化」されていると言っていい状況が続く長野や上越、そしてニセコなどに対して、東北という場所はまさにラストフロンティア。関東人にとってのトリップにうってつけのロケーションだ。
植民地の経済的持続可能性はインバウンドに任せて、東北の冬の経済は我々が回していかなければならない。責任重大だ。
昨年来た時には東北らしい低い気温によってビシッと締まった新雪を味あわせていただいたのですが、残念ながら今年は一足早い春雪となってしまった。でも、むしろ東北だからまだこの程度で済んだとも言えるだろう。
そもそもマッツンと「2月に東北に行こう」と計画していた頃はまだ、3月にも東北を訪れることも視野に入れていたのですが、この雪の状況だとそれには少々無理がありそうだ。
そう実感させるのは雪だけでなく、家が近づくにつれ鼻がムズ痒くなりはじめ、翌日からは目も鼻もクシャクシャになってしまったことにもある。
2月からこれだけ強い花粉症の症状が出るのも初めての経験。
スノーシーズンがどんどん短くなってしまっているのを否応なしに身に沁みさせられるトリップともなってしまった。
今シーズンはあと何回滑りに行けるんだろうか。とか、3月の頭に思わされるのはかなり悲しい。
「暖かくなったらとっとと海に行けばいい」とか、強がりも出てこない。甚だ心配な状況だ。
とか、楽しすぎた反動もまた大きすぎたトリップでありました。


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