前回の赤倉観光と戸隠で、いよいよEarthHopperのデポジット分は、6,000マイルを残すだけとなり、6,000マイルで一日券と交換できるスキー場を物色していた。
大好きなスキー場なのですが、今シーズン一回も行くことができていない『尾瀬岩鞍スキー場』が最有力候補ではあるものの、すでに岩鞍に雪はほとんど残っていない。できるだけ滑り応えのあるスキー場に行きたい。
EarthHopperが使える『パルコール嬬恋』は、このタイミングでも関東圏最長を謳う3,190mのゴンドラでの一筆書きで滑れることは知っていたのですが、6,500マイルが必要となるためマイルが足りない。
とかなんとか考えていたら、タイミングよく平日に3回使用すると付与される『ノマドホッパー』ポイントが付与され、残高が6,500マイルとなった!
これ幸いと今季最終日となるパルコール嬬恋に、文字通り“滑り込み”で向かうことに決めた。


土曜の夜から現地で車中泊していたのですが、夜中じゅう強めの雨が降りつづいていた。
天気予報では日曜日は晴れ予報だったのですが、それが信じられないくらいの降水量。
翌朝目が覚めると、車外は濃霧で真っ白。「こりゃあ失敗したかなあ」と、かなり不安な思いをしましたが、営業開始時刻が近づくにつれ晴れ間が広がってきた。


この日も日射で雪が緩み始めるまでが勝負。
ぶっ飛ばしていきましょう。

この日の相棒も『IMPOSSIBLE カラマツヒノキ』。
まだまだこいつに乗っていたい。
今シーズンはIMPOSSIBLEにだいぶ助けられた。
深雪に荒れた斜面など、厄介な雪面での対応力の高さだけでなく、「もっとIMPOSSIBLEと滑りたい」という純粋で得難いモチベーションを私に与えてくれた。
公私共に起こる全ての出来事に対して、ある程度の予測がつくようになってしまい、流されがちになっていた私にとって、IMPOSSIBLEという一本のスノーボードの登場の意義は存外に大きい。
心が開いてさえいれば、驚くような出会いや経験はまだまだ続いてくれるのだと、改めて私に分からせてくれた。
心が渇くと人生は堕ちていく。
決して安くはない買い物でしたが、十分以上に元は取れた。っていうか坊主丸儲け。


上空は風が強く流れているようで、雲が足早に流れていき、太陽光は届いたり遮られたりを繰り返している。
それもあって融雪のペースは遅くなっていたかもしれませんが、ゴンドラを3本ほど回したあたりでハッキリとひっかかりを感じるようになってきた。



ありがたいことにパルコール嬬恋では、この時期でもまだ遊べる立体地形が残されていた。
ほとんどがレギューラーバンクで、グーフィーに当て込める壁がないことを云々するのは贅沢というもの。
ありがたく当て込ませていただく。

すでにゴンドラだけの営業でありましたが、場内は空いており、ゴンドラもおひとり様乗車になるため、15分ほどの乗車時間のあいだにワキシングができる。
1時間ほど経った頃からは、滑走面は1本滑るだけでこれだけ汚れを拾う。


というわけで、スクレーピングの後に『SOUND WAX:Spring Wet』を施工する。
今回はしっかりコルクも持参した。

ご覧のようにIMPOSSIBLEにはストラクチャーは施されていない。ストラクチャーがあると諸々隠されてしまうと私は思う。って言うか、ストラクチャーってトップシーズンの乾いた雪ではではむしろ引っかかりません??
と言うことも含みで、ストラクチャーのない方が春雪でのワックステストにはもってこいだと私は思う。


この日のIMPOSSIBLEには『Kashiwax C.W.D』がホットワキシングされていたのですが、引っ掛かりはじめたらまずはスクレーピングとブラシだけして滑らせてみて、そのあとにSOUND WAXを施工して比較してみた。
結果としては、滑走力に違いは出なかった。
もちろん、引っ掛かりを感じていた場所がよく走るようになったりはしましたが、それはスクレーピングしたKashiwaxと同程度で、走り方に大きな違いは感じられなかった。
ただ、SOUND WAXの方は帰ってからメンテナンスする時でもまだブラシが粘るような感触が残った。
Kashiwaxであれば粉状になったワックスが取り除かれるところ、汚れと一緒に伸びているように感じたため汚れ落としをする必要があった。
硬いワックスで水分を弾き、汚れを着きづらくするKashiwaxとは発想が真逆のように思われる。
つまり、SOUND WAXを春雪のストップスノーのための特効薬として使うのは間違いだと思う。
SOUND WAX、Kashiwaxに限らず、使うならベース作りから同じ銘柄でシーズンを通すべきだ。
私がSOUND WAXの春雪での評判ばかり耳にしていたことで、都合よくストップスノー対策のように思ってしまっていたことがそうした誤解を生んだ原因。
というわけで、これからもKashiwaxを施工していこうと思いますが、現場処理に長けているSOUND WAXもバッグに忍ばせたままにしておこうと思う。


というわけで、すっかりワックステストに都合の良い1日となってしまった。
これはこれでとても有意義。
おかげで、朝から目標としていたゴンドラ10本回しを達成し、13時には意気揚々と上がることができた。
今回は日帰りにしようかと思っていたのですが、せっかくなので沼田まで移動して、翌日は川場スキー場に行くことに決めた。

『道の駅 白沢』に移動し、『望郷の湯』でさっぱりしてから、地ビール片手に花見と洒落込んだ。
埼玉ではすっかり葉桜となってしまいましたが、沼田のあたりはこの時期がちょうど見頃。
桜の見頃を二度三度と迎えられるのも春滑りの醍醐味であります。


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