
革ジャンと同様に、昭和な私にとってSIMPSONのヘルメットもまた特別な存在だ。
残念ながら、こいつもやはり私のここのところの嗜好と合わず、しばらく纏うことができなかったアイテムのひとつ。
そうしていよいよSIMPSONを被ってもいいのかも!とか思いもしましたが、トラウマのように心に刻まれているのは、欧米のヘルメットは日本人の頭のカタチにフィットしないということ。
何てことを懐かしみながら調べてみたら、NORIXという企業がSIMPSONのライセンスを得て、日本、アジア向けに、国内製造しているということを知るに至った。
これをしてこれがオリジナルなのかどうか、賛否あるかもしれないが、SIMPSONをJAPANクオリティで味わえると思えばこれは完全な朗報だと思う。
というわけで、R18の納車を待たされている間にこちらの『Super Bandit(SB) 13』を買ってしまっておりました。
つまり『BELL BULLITT』よりもだいぶ先に手に入れていたのですが酷暑つづく真夏に出すわけにもいかずここまでご紹介が遅れていたワケなのであります。

単に日本で複製するのではなく、一番大切だと思われるヘルメットインナーに関しては完全に刷新されている。
速乾性のあるドライメッシュに生まれ変わったインナー素材はアライ、ショウエイに並ぶクォリティ。
もちろん頭のカタチもアジアンフィットに作り替えられていた。
見た目の厳つさとは裏腹に、被り心地はかなりソフト傾向。
こめかみに当たるインナー部分がとても柔らかく、鼈甲の大きき目の眼鏡でも難なく差し込むことができる。
BULLITTのこの部分がかなり狭くフレームが歪むんじゃないかと思うくらい眼鏡を差し込みづらいので、眼鏡オジサンにとってこれはとてもうれしい部分。


真っ黒いR18に合わせるなら、悩み無用でブラックなのですが、刷り込み、思い込みも含めて言わせてもらえば、SIMPSONって、被るならゼッタイに白だと思うんです。
と言いながらやはりオリジナリティは主張したい。もちろんオリジナルのペイントを施すのが一番なのですが、ここはステッカーチューンの出番だ。
私は大のステッカー好きなのですが、愛車にはあまりステッカーを貼りたくない人種でありまして、その反動と納車を待たされていたストレスが重なり、SB13が届くなりペタペタと楽しませていただいた。

7月の初旬の納車予定が後ろに延びるうちに猛暑になってしまい、ついBULLITTに浮気心が芽生えてしまったため、先に購入していたはずのSB13のデビューランはここまで後回しにされてしまっていた。
想像したとおり、視界はかなり狭く横から振り返るようにする後方確認はかなりしにくい。
特に見づらいのは真下でウェストバックの中身が見えないw
風切り音はBULLITTよりも大きめ。
右側のシールドホルダーあたりからの笛のような風鳴り音で、ちょっと神経に障る音質。
それと、スピードを上げるとヘルメット全体が浮き上がってくる感じがするのも気になる点。
内装の感触を含め、被っていてとても暖かく感じるので、これからの秋から冬に向けてのシーズンで活躍して欲しいのですが、高速道路走行を含む長距離ツーリングではBULITTの方が向いているような気もする。
って、真冬でもツーリングに行く気なのか?おれ??
追記:SB13は意外と額のベンチレーションが効いていて、猛暑日はさておき、夏でもイケます。
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