革ジャンってなんでこれほどまでに
オートバイ乗りの琴線に
触れちゃうんでしょう?
でも、
「見るからに」
「着せられてる」
「いきってる」など、
間違いなく自意識高めの
精神的障壁が存在していて、
それを身に纏うには
まずそこを克服する必要がある。
とかいうことこそ自意識過剰以外の
何ものでもないのですが
それを圧してでも着る気概が要ると
昭和の残党は思う。
そんなわけで、これまで
オフロード村に属していた私には、
少々遠い存在だった革ジャンですが、
新たな相棒を得たことで
いよいよ最低限の条件をクリアした。
残りの障壁は年齢という
厚顔で乗り越えてみようと思う。
バイク乗りが革ジャンを着るメリットは
出っ張った腹を目立たなくすることなど
見た目だけではない。
当時は防風性と切り裂き強度を
兼ね備えたプロテクション素材が
革しかなかった。
という根源的なレザーアイテムの
機能価値を遵守するならば、
ファッションブランドのものではなく、
ライディングウエア・メーカーの
作る革ジャンを買うに限る。と
私は信じている。
そんなわけで、
私が買ったのはKADOYA。
サーキット通いしていたときも
KADOYAでフルオーダーで作った
革ツナギを使っていた。
ちなみにその革ツナギは今も持っていて
久しぶりに納戸から引っ張り出してみた。
せっかくなので着てみようとしたが
やっぱり入らなかった。
ただ、それはお腹周りではなく、
身長だった。
縮んでしまったのだろうか。
最後に着たのは26歳とかなのだが、
まさかそこから背が伸びたとか??
さておき、
革ジャンの季節はとても短い。
真冬も革ジャンで乗りきる
粋に生きる人もいらっしゃるのですが、
私には無理だ。
そうした期間限定感の高さも
革ジャンの魅力だと思う。
そんなこんなが相まって
着るとその精神性も纏うようで
気が引き締まるのは私だけなのか?
単細胞こそ着るべき心の鎧であります。
コメント