WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の放送がNetflix独占配信に決まった。
すでに国民行事と言っていいWBCは、できることなら地上波で観たかったが仕方がない。
ここは黙ってNertflixに再契約しよう。
ご存知の通り、残念ながら侍ジャパンは準々決勝で敗れてしまいましたが、Netflixの契約を切ってから早5年が経ち、私は『イカゲーム』も『サンクチュアリ』も『地面師たち』も『今際の国のアリス』と『ストレンジャーシングス』の続編も観ていない。
「いつかは再契約しないとな」とは思っていたので、実は都合の良い機会でもあった。
WBCにはもう用はありませんが、いましばらくNetflixを楽しむこととしよう。
その口火を切るのは、まさにこのタイミングで配信を開始した新作『ウォー・マシーン 未知なる侵略者』。

戦場で弟を失い深い喪失感とトラウマを抱えながら、その時の行動で名誉殊勲の勲章を受けたことで逆に強い贖罪の念に駆られている戦下の英雄。
死に際にその弟と誓ったレンジャー隊員となる誓いを果たすべく、過酷なレンジャー選抜試験に挑戦する「候補生81」を演じるのは、Amazonプライム『ジャック・リーチャー 正義のアウトロー』で一躍スターダムにのし上がったアラン・リッチソン。


最終選考にまで残り、いざ最終試験という時に、模擬戦闘試験のフィールドに未知の殺戮兵器が襲来する。
圧倒的といっていい火力を保持する謎の重兵器を前に、試験用の空砲しか持たないレンジャー候補生たち。
相手が何者なのか、その目的も含めて何も分からないが、自分たちを殲滅させようとしていることだけは明らか。
米軍兵士としてこれまで培ってきた体力と知識と技術、何よりレンジャー試験の中で学んだ「生き抜く」という強い気力を振り絞り、懸命に自分たちの基地に帰還しようとする候補生たち。

戦場で弟を失った「候補生81」は、一人二人三人と最終選考に残った候補生が死んでいく中でも、怪我をした仲間を見捨てたりしない。
反撃に転じてもらいたいと思う反面、あまりの逆境さ加減に逃げのびるだけでも十分勝利と思えるだけの緊迫感のある逃走劇が繰り広げられる。
ただ、執拗に追跡をつづけるこの重兵器から逃げ切るには、この難敵を倒す以外にないこともまたはっきりとしている・・・
この難敵から逃げ切ることはできるのか。はたまた全滅か。反撃のチャンスはあるのか。弱点はあるのか。
何より、謎の殺戮兵器の正体は一体何者なのか。その目的は何なのか。
軽めの分かりやすいSFアクションかと思いきや、重い人間ドラマと、精密でリアルな戦術描写を組み合わせた見どころの多い作品でありました。
Apple TV+もそうですが、近頃の独占配信のオリジナル映画の規模感はちょっとエグい。
劇場映画製作者が目くじら立てて反発するわけだ。
(オススメ度:60)


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