ロングシングアームにしたらチェーンも長くしないとならないことはすぐに察知できたのですが、ブレーキラインも足らなくなることは作業が終わってから気がついた。
一応下調べはしていて、ブレーキラインの長さがギリギリになることは分かっていたのですが、ここまでパッツンパッツンに突っ張るようになるとは思っていませんでした。
途中にあるホースクランプは浮いてしまいステーに留めることすらできない。ゴム製でなかったら、そもそもキャリパーサポートを装着できなかったのではないかと思えるほど。
しかも、サスが沈めば更に距離は伸びるので、走行中は更にブレーキホースが引っ張られてしまう。
まだホースのゴムが若いうちは良いだろう。劣化してきたらすぐに亀裂が入ってしまうレベルで引っ張り方向にテンションがかかりそう。走行中にリアブレーキが使えなくなるのはまだいいとしても、リアタイヤがフルードまみれになってスッ転ぶのは避けたい。このまま放っておいて良いわけがない。
仕方がないので買ってきました。ボディブローのように効いてくる価格設定。
完全想定外の出費。いかに買いモノ好きの私であっても、こういうミもフタもない部品交換は楽しくない。
チェーンを交換しないとならないこともミもフタもないことなのですが、作業前に想定できていたら気にならないことだったりする。要は屈折したただの言いがかり。
というわけで、早く忘れるためにも作業はチャチャッと済ませることにする。
というネガティブな気分なので、これ見よがしに青やら赤やら目立つアルマイト加工が施されたものにはしたくない。むしろノーマルと見間違われたいので黒で統一。
ハイ完了。
その昔、ブレーキホースの交換は死ぬほどやったので手慣れたもの。
ブレーキフルードは塗装などに付着すると塗装部に悪影響を及ぼすことがある。
ブレーキフルードが水分を嫌うことは聞いたことがあるかも知れないが、水溶性なので洗剤なしでも簡単に洗い流すことができるので、作業が済んだら忘れずに周囲を水洗い。
そうして交換を終えてテスト走行に出ても何の違いも感じない。イマドキのブレーキホースはノーマルのゴム製であっても圧力で膨張してタッチが悪くなるなんてこともない。
ステンメッシュホースに変えたからといってブレーキ性能が向上するなんて思うのは幻想だと思う。
はあ・・・痛い出費・・・というか、嫌な出費。
という玉突き事故はまだまだつづくわけでありまして・・・
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