

『R20』と思われるオートバイのスパイショットがリークされました。
AIで生成されたフェイク画像が多く出回る昨今、これらのリーク画像もどこまで信ぴょう性があるのかは判断できませんが、あまりにわざとらしい盗み撮りなので、メーカーサイドからのリークのような気もする。
であれば、ある程度は信じても良いと思うので、ここはひとまず鵜呑みにして眺めてみることにする。


R20の特徴的なリアの足回りのアッパーアームは、コンセプトモデルのアルミ削り出し状のものから、見るからに安価な生産性に優れそうなものに変更されているように見える。
R20は随所にこだわりを持ったデザインが魅力で、この部分はまさにそんなR20を象徴する部分だっただけに残念。市販車は質感が上がっていることを願いたいが、逆に言えば車両本体価格はそれほど高くはならないということになる。
このテスト車両とおぼしきR20を見ていて、私がいちばん好きでない部分は、このナンバープレートとテールランプとウィンカーの設置の仕方。逆側から見たらカッコ悪そう。
ただ、灯火類はシート下に持っていけてもさすがにナンバープレートまでは無理なので、この処理方法もいたしかたないか。

マフラーエンドが大胆にカットされているので、その手前に巨大なリアマフラー(消音器)があるはずなのですが、リアマフラーがタイコ状(もしくは弁当箱)に目立ってカッコ悪いケースが多く見られる中、この画像を見る限り車体下にきれいに片付けられているように見える。

既存のものを流用せずに、コンセプトモデルに装着されていたリング状のポジションランプの内側に、フローティングマウントされたLEDヘッドライトが配置される独特な形状のヘッドライトは、そのまま踏襲されているように見える。


ご覧のように、R20はフロントフォークのキャスター角をグイっと立てて、R18のサイドカバーエリアをバッサリと省略してショートホイール化とともに最低地上高を高くしている。
R18のサイドカバーの内側にはバッテリーが納められているので、R20のバッテリーは必然的にタンクの内側ということになる。
だとすればバッテリーもR18からかなり小型のものに変更されているものと思われる。
R18のバッテリーは軽自動車並みに大きなものが搭載されており、もし本当にこれができるのなら、R18のバッテリーも小型軽量化できたはずだ。
つまり、タンデムシートヒーターや、パニアケースの集中ドアロックにレーダークルーズシステムをはじめとした豪華な電装品を搭載するR18Bや、Classic、Transcontinental、Roctaneのためのバッテリー容量の確保だったことが伺え、豪華装備を持たないR18 Pureには、今の巨大バッテリーは無用の長物だったということになる。
R20が本当にこの姿で登場したら、そのバッテリーを私のR18にも流用できるとうれしい。
それはさておき、R20のデザインの秀逸なところは、2,000cc(R20の20が排気量を指すのであれば)の巨大なボクサーツインに最低限の補器類を着けた、シンプルで“スカ”なところにある。
ご覧のようにコンセプトモデルにはミラー、ウィンカーをはじめとした突起物に、エアクリーナーすらない。そのため、市販車が登場するとがっかりさせられることもよくある話なのですが、このスパイ画像が市販車に近いものだとすれば、一般公道を走る市販車として、外すことのできない補器類を、それこそ知恵の輪的なアイデアでもってコンセプトモデルのイメージに近づけているように見える。

いまのBMW Motorradは、純レース仕様のモデルを除き、旅の最良の友として、大切な人とともに、多くの荷物を載せて長距離を駆けることを宿命として来た。
タンデムシートすら持たないR20の積載能力は、そうした自らが課した呪縛を、完全に解き放ったシングルシーター・ロードスターの誕生を意味している。
1,200ccのR Nine Tでもシングルシートはオプションで、基本は2名乗車登録だったのに、それを2,000ccエンジンを搭載するモデルでやろうというのだから、BMW史上最高の伊達モノだ。
果たして本当にR20は登場するのか?日本に導入されるのか?引き続きR20の続報を楽しみに待ちたい。


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