SWANY Bocco

こういったBlogを書いていたりするので、フィールドでカメラを取り出して撮影をしないとならない。
でも、正直撮影は億劫だったりする。
何より、パウダースノーはもとより、美しいピステンを、撮影のために他人が食い散らかすところを眺めているなんてことは心情的に不可能だ。
パウダースノーでなくても撮影はさっさと済ませてライディングに集中したいわけですが、ポケットからカメラを取り出す作業というのも、まあまあ面倒。加えて、グローブをしたままではシャッターを含めたカメラの操作をするのは至難の業なので、グローブを外す作業も伴う。

アウターグローブから手を出せる装備は、今や私にとっては必須。
これまで様々なタイプのグローブを試してきたが、なんと言っても、グローブの中程からバックリと開いて手が出せてしまうHAND OUTがベスト。
HAND OUTのミトンタイプのナイロン製のものから始まって、ミトンのレザーを2個、5本指のレザーを1個、これまで使い倒してきた。

ただ、使い勝手を横に置いて選べるなら、HESTRAなど老舗メーカーの革製グローブの方が好みだ。

HAND OUTを重宝しながらも、何か他に使い勝手と愛着の持てる設えが共存するグローブはないものか?と常にアンテナは張っていたのですが、なかなか私のお眼鏡に適う逸品では出会えなかった。
HAND OUTを使うようになってかれこれ5シーズンが過ぎようかという今シーズン、ついにこのSWANY Boccoと目が合った。
アウトドア用グローブの『GRIP SWANY』と関係があるのかどうかは分からない。

このテのファスナー付のグローブならこれまでにもいくつかあった。
このタイプのファスナーの位置ではどうあがいてもHAND OUTに敵わない事は百も承知だったのですが、この異様なほどに手触りの良い革の質感にハートを射抜かれてしまった。

実際に手を通してみるとまずはその暖かさにゾッコンになる。
インナーグローブが付属することも、この暖かさには大きく関係しているのですが、インナーグローブをした上でもしなやかで吸い付くような革の柔らかさが、暖かさの演出に一役買っているように思う。
持っているときの手触りもとても感触が良く、所有欲も満たしてくれる高級感がステキだ。

もちろん使い勝手に劣っていたら、どんなにステキでもお蔵入りだ。
恐る恐るファスナーを開けて手を出してみると、想像よりも開閉作業はしやすく、手を出しやすかったので一安心。
ただ、この状態だとポケットからカメラを出すのが難しいので作業に集中することが求められる。
リフトからカメラを落としたりしたらまあまあの悲劇だ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: R016072-1024x683.jpg

親指ごと5本指すべて出すことだって(その気になれば)できるのだが、手を元に戻すのは一筋縄ではいかず、それなりにコツのいる作業。
ハンドカフも着いているのでいっそアウターグローブごと外して撮影に挑んでも手間は変わらないかもしれんが、それだとあまりにこれを買った甲斐がないと思うので意地でもこのファスナーから手を出すことにこだわりたい。

今はHAND OUTと併用する状況に留まってはいるが、それでもこのシットリとした革の質感にはすでに病みつき。
お気に入りではあるのでこのまま使い続けたいと思う。余は満足であります。

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