そろそろ泊まりで滑りに行こう@斑尾高原 1/20

家族の事情で日帰りでしか滑りに行けていなかったのですが、そろそろ週末の2日間、きっちり滑りたい。
むりくりでも何でも、何とか都合を付けてみる。
せっかくの一泊二日なので長野の方まで足を伸ばしたいとOYくんを誘うと「斑尾〜焼額山なんかどうですか?」とリコメンドをいただき、もちろん二つ返事で提案に乗っかることにした。

この週は特にまとまった降雪もなく、斑尾は金曜の晩から少しばかり降雪があるかもしれない。
狙いはパウダースノーというよりもビッチビチのピステン。
だったのですが、我々を待っていたのはカッチカチの雪面だった・・・

木曜日あたりに季節外れの雨が降ったことは知っていたがここまで硬くなるとは想定外。
気温もぬるぬると高めで、体感的にはほとんど3月の様相。
やる気を削がれるな〜〜〜

今回はピステン狙いで『ミズメヒノキ』がメイン。
保険を掛けて『MANTARAY』持って来ていたのですが、保険の方が先に出動することになった。

近ごろヒールサイド・ターンのときの後ろ足の使い方に関して思うところがあり、あれこれとバインディングのアングルを試している。前足を開き気味にすれば前足に乗りすぎることを回避できるのでは?という仮説のもと、前(左)足30°設定だったものを36°までローテーションさせてみた。後ろ(右)足は0°のまま。

ヒールサイドで前足の踏み込みが削がれるので自然と後ろ足の踏み込みが際立つようになった。
トゥサイドに関しては変化はなし。
この日はこのままで滑りつづけてみたのですが、ワンフットのときの前足のコントロール性が下がってしまい、リフト乗り場が凍っているとかなり不安、なんか的外れな気もするが「慣れれば行けるかも」とも思い直し、もうしばらくこのセットで様子を見ることにする。

陽も差してこないため、なかなか雪が緩んでこない。
仕方がないので硬い斜面でもテールをズラさない滑りの練習に集中する。

ピステンがこれだけ硬いのだから非圧雪エリアに入っても良いことなどないことは十二分に理解していたが、いいかげん硬いピステンにも飽きてきた。
ダメと知りつつも斑尾一番の人気コース『SAWA』を偵察に向かう。
すると、さすがのOYくんも根を上げるほどの硬っ〜〜〜〜〜〜〜〜いガタガタ面のナチュラルパイプが待っていた。
手も足も出ないとはこのことだ。

ここでは更に前足のローテーションの効果が悪い方に出た。
壁の中でエッジが入りずらいとヒールサイドからトゥサイドへの切り返しがスパッとできない。
やっぱりこのセッティングは的外れなのかなぁ。

いつも通りタングラムまで滑れるエリアパスにしていたので、さっさと斑尾からタングラムに移動。否、逃亡。
硬い雪面に弾き返されつづけた膝を労るため、そのままテラス・ラウンジに逃げ込み、生ビールと美味しいアップルパイをいただく。

ひとしきりタングラムを滑ったら、懲りずに『SAWA』に戻ってみる。
すると、先ほどよりずっとエッジが噛むまでに緩んできており、なかなか楽しめた。ヨカッタ。

一旦クルマに戻って昼メシを食べていると、あろうことか雨が降り出した。
しかもまあまあの雨量。オイオイ。まだ1月ですよ・・・本格的に3月になってきた。

小雨になったがすっかり心が折れてしまった。
翌日の志賀高原は降雪がありそうだったので、ここで斑尾は諦め、13時前に『元湯 箱山温泉』に向け移動開始。

夜は信州中野の市内でモチのロンで宴会。
目ざとく16時に開店する店を見つけ出し口開けで突入。
21時近くまで飲み続け、〆の信州そばまできっちりメイク。
やっぱりスノーボードは泊まりに限るね〜タノシ〜&ウマシ。

そして翌朝。
信州中野の市内の雨は上がっていた。
いそいそと焼額山に向け292号線を志賀高原に向け走っていると、また雨が降りはじめた。
ただ、更に標高を上げると雪に変わったのでホッと胸をなで下ろしたのも束の間。
焼額山の駐車場では横殴りの吹雪。
気にせず準備をしていたら、私の車の窓を叩く駐車場スタッフ。
「本日は強風のため終日営業中止が決定しました」
ま、マジで?判断早くない??
一の瀬、サンバレーをチェックしに標高を下げな柄チェックしてはみたが、どちらも風の影響で営業開始が見合わされていた。

すっかりやる気の削がれた我々はもう帰ることにした。
私は下道で帰るので「途中の菅平とパルコール嬬恋を見て帰るわ」と伝えOYくんとはここで解散。

クルマを走らせながらふと思い出したのは『私をスキーに連れてって』。

「志賀から万座まで直線だと2kmなのに、クルマだと菅平回らないとならないから、5時間かかるんですよね」
「5時間かけてフラれに行くなんてバカだよな・・・」の、そのルートであります。

そうして通過した菅平はしっかり雨。
この先に位置する嬬恋の方が南岸低気圧に接近することになるので、雨足が強まる可能性が高い。
せっかく泊まったのに日帰りか・・・と、ほとんど諦めていたら、嬬恋のあたりでは小雨に変わった。
「時間はたっぷりあるし、一応覗いていくか」と、『パルコール嬬恋』に向け406号線を左折した。

スキー場に向け標高を上げていくと小雨のままだった。
パルコール嬬恋はEarth Hopper加盟施設。そのため10時過ぎから滑り始めること、雨ですぐに撤収することにも一切の気兼ねが要らない。
何より、焼額山でウェアに着替えたそのままで運転していたこともあり、そのままの勢いでスキー場に飛び込んだ。

スキー場下部は小雨でしたが、ゴンドラを降りると雪。
ちなみに、パルコールで滑って帰ることをOYくんにLINEすると「湘南に向かってます」と返事が来た・・・
OYくんのクルマにはサーフィンの道具も積みっぱなしになっているのは知っていたが・・・
朝、スキー場が滑れないと知るや、その足で海を目指す人っているんですね・・・

短時間集中のつもりだったので失敗を恐れず『ミズメヒノキ』。
天候的にも時間的にも面がきれいなはずもないのでTTだと苦労しそうに思えましたが、
案ずるより産むが易し。意外にもTTを楽しめてしまった。

“前足を踏みすぎない”という、私が今季掲げているテーマは間違っていないようで、TTではその効果がより顕著に出てくれた。前日のMANTARAYと同様に、TTも前足のローテーション36°まで開いていたのですが、TTだとよりその効果が顕れている。といっても、前足のローテーションは30°の方が良いようで、結果的に戻すことになるのですが、前足のアングル変更によって、問題はむしろ後ろ(右)足の踏み方にあるということが明らかになった。

スキー場下部は雨で、ボードが貼り付いて引っかかる(ねっぱる)箇所もあったが、
上部は適度に噛む雪で充分TTが機能してくれた。かなりタノシイ。
ただ、ウェアはすぐにびっしょり。寒いことはないがウェアが濡れていると気が滅入る。
「タノシイ」と「滅入る」をコースの半分ずつ繰り返すのはまあまあ精神的に堪える。
できることなら「タノシイ」だけを繰り返せる高速リフトをスキー場上部に欲しい。

すぐにでも逃げ出したくなる気持ちを抑えるためにも、全長3kmを誇る「ゴンドラを10本」と心に決め、それを敢行することに集中する。分かりやすく達成感を得る作戦だ。

そうして13時前に滑走距離30kmを済ませて帰路に就くことにした。

それにしても1月に雨に祟られるとは。
しかもよりにもよってやっと手にした一泊二日のタイミングに・・・
暖冬と知っていても何とも虚しい現実。

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